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いろんな意見はあると思うが、死んでしまって反論できない人に対して、生前の出来事をあげつらい非難をする風潮にはついてけないね。品がない。人道に反する罪をしたわけでもないのに。
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10億円で売却との記事。

記事が本当なら、2015年当時の西室社長(元東芝CEO)がリードした6200億円のトールM&Aは、減損と本件の売却損を経て、ほぼ全損ということになりそうです。

なお、トール株式の保有者である日本郵便は日本郵政の完全子会社であるため、本件損失は連結上は日本郵政の損失です。そして日本郵政株式の63%は日本政府(財務大臣)が保有しているため、本件損失の6割は日本政府の負担、すなわちタックスペイヤーズマネーが流出したことになります。
西室泰三さんという人は凄いな。東芝でのウェスティングハウスの買収で7125億円の巨額の損で会社を傾かせて、郵政では6200億円で買収したトールが10億円で売却。何でこういう人が官邸に重用されるのだろう?? この損失にも誰も責任取らない悪寒… 日本の劣化の象徴でもある…


4年前のこの記事が詳しい。
日本郵便元副会長が実名告発「巨額損失は東芝から来たあの人が悪い」
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/51771?imp=0
2015年の買収時のPickをいくつか振り返りながら。①の買収報道時の業績についてのコメント見ると、買収前のほうが儲かっていたということ。買収から約5年、高値掴みさせられた代表例。おまけに日本郵政は国がまだ株を一定保有しているわけで…そのなかで②はその後2017年の検証報道だが、これだけ巨額の買収だったのに取締役会での議論がゼロという体たらくだった。企業経営は失敗も伴うものだと思っているし、スピードが重要だと基本的に思っている。ただそれでも最低限適切なプロセスはあるし、特に海外事業なんてやったことがないなかで何もなかったなんてというのは意味が分からない。
https://newspicks.com/news/833848
https://business.nikkei.com/atcl/NBD/15/special/050100666/

※昨年8月の売却報道時の下記Pickからの転載
https://newspicks.com/news/5122967
NTTグループにしてもそうですが、予想された事態。あざといくらいの玄人の世界でまじめな素人がカモにされた感があります。少し前のLVMHのティファニー買収で契約で決まったことにいちゃもんを付けたように「何でもあり」の世界。それにしても、小さなディールで経験を積むことが重要だといわれているのに、どうしてギャンブルするのでしょうか?日本たばこがうまくいったのは例外だと思うのですが。
東芝出身の西室案件。東芝の経営不振の原因を作った立役者でもあります。
1.ウェスティングハウス買収
2.粉飾決算
3.トール買収
当時のPickを振り返っても疑問符の多かった買収案件。トール社はもともとM&Aをテコにしてきた会社でありハンドリングが難しい案件だったのか、当時のDDに問題があったのか…。

政府は、日本郵政株の保有分の売却期限を2022年度から5年延長している。目標の1.2兆円の復興財源確保には1,130~1,140円程度で売る必要があるが、足元は900円強と依然遠い水準である。

■参考資料
・Reuters_日本郵政が大胆な成長戦略、豪企業買収で国際物流大手目指す(2015年2月18日)
https://newspicks.com/news/834194?ref=search&ref_q=トール&ref_t=top

・日経新聞_郵政株、売却シナリオ暗雲、かんぽの不適切販売で(2019年7月12日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47264770R10C19A7EE9000/
西室さんを擁護する訳ではないですが、一方で既存事業だけで上場時のエクイティストーリー、成長戦略作れましたか?というのはあると思う。特に東芝元社長というよりは東証元社長としてそこを強く意識していただろうし、政権からも出来るだけ時価総額高く上場せよ、というミッションを帯びていた(であろう)ことを考えると、新しい何かに挑戦せざるを得ない状況だったんだろうなとも。

つまりその当時、誰が社長になろうと新たな成長戦略を描く必要があった、というのは理解しておく必要があるとは思う。そもそも上場させない、という選択肢は選べなかったんだろうし。

ただそれが物流領域でよかったのか、トールで良かったのか、買収金額は妥当だったのかは別問題ですが。そういう意味では功を焦ったのかな。組織としての地力以上のことをやろうとしてしまった感じ。戦略は良くても自社の力を見誤ってしまった。チャンドラーが言うところの『戦略は組織に従う』ですね。
買収した2016年からグループの売上高は、右肩下がりだったのですね。予見していた投資家も少なくないかもですね。次の焦点は経営陣の在り方でしょうか。大株主が財務大臣なだけに、買収の意思決定したのは俺じゃないしで終わるに話ではないようにも
6000億がたったの10億って。こんな大失敗しても誰も責任取らないだろうし、国営企業はほんとやりたい放題ですね。保険で大規模な詐欺をしても逮捕されないですし。一回解体したほうが良いですよね。
不正会計当時に取材していました。

全て西室氏の責任というわけでもないのでしょうが、西室氏は2016年2月に病気で入院されて、その前の決断になります。記者会見で未公表なことを話されたり、心配する声もありました。経営判断にご病気が影響してなかったのか、郵政の周り方は病状に気づかなかったのか、高齢化が進む中でトップの体調チェックも取締役会の責任になってくるかもしれないなと思います。

あと、東芝のウエスチングハウス買収を決断したのは西田厚聰元社長です。当時、顧問で人脈面で支援したとは言え西室氏に直接的な責任を求めるのはちょっと大雑把かなと思います。