新型コロナ「2週間で人工合成」可能、変異ウイルス解析が容易に
読売新聞
21Picks
コメント
選択しているユーザー
記事には、「新型コロナウイルスの合成」という衝撃的な見出し書かれていますが(そもそも新型コロナウイルスの定義って何?)、「遺伝子組み換えの汎用的手法として、この技法が開発されている」ととらえると、幅広い応用範囲が期待できそうです。
ウイルスの遺伝子を意図的に組み替えを行う場合、ウイルス自体の変異により意図しない変異も同時に起こることがあるため、これを抑え、意図した遺伝子の改変のみを人工的に行う必要があります。この技法に関する研究の成果が紹介されています。
現在世界で発売されている新型コロナウイルス・ワクチンには、「組み換えタンパク型ワクチン」はありませんが、現在臨床試験中の、米ノババックス、中クローバーバイオ=英グラクソスミスクライン、仏サノフィ=英グラクソスミスクライン、塩野義製薬などは、「組み換えタンパク」型です。このタイプのワクチン製造においては、遺伝子組換え技術を用いて外来遺伝子を組込むことによって、抗原性、病原性又は増殖性を改変したウイルスを作成することに研究開発がすすめられますので、ワクチン開発にも応用範囲があります。