三越伊勢丹、旗艦店安住のツケ 目減りやまぬ付加価値額
日本経済新聞
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コロナでインバウンド売上が壊滅的とは言われていますが、
元々、インバウンドは売上で全体の20%未満であり、百貨店の本質的な課題は、過去30年のSPA等の台頭による、従来利幅の大きかった衣料品が売れなくなり、利益率が下がったにも関わらず、床面積が減少しておらず、㎡売上が減少し続けていることにあります。営業利益率が1%程度、コストの大半が人件費では、戦略も何もなく、結局は人件費削減の大号令となってしまいます。
老舗の三越伊勢丹は一等地に自前の土地と建物を保有しているから商売が成り立っているのであって、既にビジネスモデルとしては破たん仕掛けていたところに、このコロナでした。
時短要請も踏まえ、コロナにおける対面百貨店モデルはPESTの変化では「脅威」しかなく、個人的には今のうちに含み資産を使って業態転換を考える時期に来ていると認識しています。百貨店は強みを再認識して、まずは一店舗だけでもドラスチックに変えていくべき。
それは、地下から2階までは百貨店の強みである安心、高級感、人へ渡しても大丈夫なものが売られてると感じるし、そこは変更する必要ってないけど、それより上の階は、とんがった商品はない。
だったら、一気に上の階は、縮小していくのもありではないか。
その空いたスペースは、本当ならホテルと言いたいけども、コロナのご時世でそんな簡単に収支はコントロールできない。
であれば、好立地を生かして、不動産販売するならしていく方がいい気がする。
たぶん、何もしなければ固定費が高すぎるので、いずれやばいことになるので、固定費削減ができそうなものはどんどん縮小させていくのも方法だと思う。