充電10分で約400km走行可能なEV向けリン酸鉄リチウム電池を開発――安全でコバルトを含まず低コスト
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この「自己発熱型」なる新型電池は、高温での結晶構造の熱安定性が高い、従来からあるLFP正極を使った電池セルを、電気抵抗で外側から60℃まで加温するためのニッケル箔を組み込んだものですね。
つまり電池自体は、テスラに供給しているCATLやBYDのLFP(リン酸鉄)と同じもので、充電時に温めるためにニッケル箔を周囲に貼り付けただけとも言えます。
テスラは三元系正極のNMCやパナソニックのNCAでも、充電時に加温(60℃まではしていない)してますので、充電時に電池を温めるアイデアは昔からあるものです。
(ご参考)モデル3の冷却・昇温の仕組み
https://seibii.co.jp/blog/contents/tesla-model3-cooling-system/
ニッケル箔を使うメリットはなんでしょうね。鉄でもニクロムでも良いと思うんですが。均等に昇音時間が短いのかな。ガソリン車 vs EVの構図から、EVからEVへ乗り換える段階へ進んだ時に気になるのは下取り価格です。リン酸鉄の長寿命は下取り価格に影響するか、注視していきたいと思います。
もし廃車まで無交換なくらい長寿命なら、頑丈なバッテリーケースを車体構造と一体にして軽量化も考えられないことではないですよね。