米エヌビディアのアーム買収、英政府が安全保障上の影響調査へ
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エヌビディアのアーム買収は、王者をさらに進化させます。
エヌビディアは1993年に創業した比較的新しい半導体メーカーです。
2021年現在、半導体業界を席巻する存在となっています。
その理由はAI(ディープラーニング )。
エヌビディアはGPUというゲームに使われる半導体を作っていました。
ゲーム向けと思われていたGPUは、やがてAIに欠かせない存在となります。
AIに携わっていてGPUを知らない人はいません。
こうして、エヌビディアはAI時代の王者となります。
しかしエヌビディアにも弱点がありました。
半導体業界はIPと呼ばれる設計図をどれだけ保有しているかが競争優位を築きます。
ところがエヌビディアはIPをあまり持っていませんでした。
アームやインテル、AMDのライセンスを使って開発してたのです。
アームはこのIPと呼ばれる設計図を多く保有する会社。
エヌビディアがアームを買収することで、弱点だったIPを多く保有することができます。
つまり、エヌビディア王国は万全を期すことになるのです。米英間であれば、民間企業のクリアランス制度は共通のものとして扱われるため、アームの売却によって英国に安全保障上の影響はそれ程ないと思慮するが。。。
ブルームバーグの今朝の5本記事にもありました。
政府が買収に関して介入するかどうかを判断するために調査を開始したニュース。7月30日深夜までに報告書をまとめるとのことです。
今回の半導体メーカー、エヌビディア、アームについては下記の記事がわかりやすかったので載せておきます。
アームを買収するNVIDIAは、半導体業界の主役に躍り出る @wired_jp https://wired.jp/2020/09/15/nvidias-arm-deal-make-center-chip-world/