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【解説】意外と知らない「100円均一」ビジネスの裏側

NewsPicks編集部
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  • ユーザベース SPEEDAアナリスト

    「店舗が増えるほど利益率が上がる」はファクトとしてはそうだが、実態としては「事業が強く顧客に訴求できているから、利益率が高く再投資ができるので店舗も増え、さらに利益率が高まる」だと思う。その象徴が記事最後のほうに出てくるセリア。
    100円ショップ業界は、ダイソーが作り上げてきたものと言える。ただ、セリアが上場してその資金でPOSに投資をして、一種コンビニ的経営を100円ショップに持ち込んだ。それまでは大量発注で低原価で仕入れたものを「いつかは売れる」と置き、また価格均一だからPOSいらないとダイソーがしていたビジネスモデルから、定量的に売れ筋・死に筋を把握して、またサプライヤーとも共有することでWinWinの関係を作った。そして店も明るくして、スーパーの端っこの方の店から、モールのいい場所に「安くてワクワクする場所」とブランドシフトを図った。
    この変化が起こったのが2000年代後半からで、その勢いにダイソーもまた2010年代前半から追随。この2社以外は相対的に差が広がったのが現状だと思う。下記などでもう少し細かくコメントしているので、興味がある方は併せてご覧いただきたい。
    https://newspicks.com/news/2960695
    https://newspicks.com/news/229423

    そして、小売業態でデータ化を他社に先行して進めた企業は、大きく成長しやすい。ワークマンの記事を見たときにセリアやコンビニを参考にしているように思ったし、九州のトライアルも小売というより情報業と捉えているのはその根幹だと思う。
    ワークマン:https://newspicks.com/news/5271693
    トライアル:https://newspicks.com/news/3900743


注目のコメント

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    ヴィジョナリーブランド株式会社 代表取締役社長

    ダイソーも素晴らしい売上成長ですが、セリアの利益率10%近い驚異的な利益率の高さも、凄いなと思います。この業界では、数パーセントが平均です。

    記事データの単純計算ですが、店舗あたり平均売上も1億円とダントツ高く、利益率高い要因として販売戦略をメーカーと共同開発したり、システム投資して効率化図っているそうです。

    プラス、利益率低い食品を扱わない戦略や、セリアのおしゃれなイメージも、競合との差別化に賢いですね。日本ならではの百円ショップ、さらなる進化が楽しみです。


  • エシカル木熟アボカドとバナナを売るお兄さん 取締役

    100円ショップ商品の多くが何故あんなに安いのか。それは決して商品自体の原価(原材料・加工費)だけの話ではないのです。

    私の知る限り、100円ショップ商品の中でも決して少なくない商品数が、国内で小売用に充填セットされています。それらは全て手作業でシール貼り・ヒートシールされ、出荷される。

    作業するのは、全国の障がい者。民間雇用が難しい重い障害を抱え、通所作業施設を利用する方々です。

    問題は、その作業単価。私自身が必死にやろうとしても時給200円にも届かない作業を、1/3ないしは1/4のスピードで一生懸命やっておられる。作業単価で1工程が1円玉にすらならないものも、珍しくありません。

    ひどいものだと、それこそ販売用に充填・封止め・シール貼りするセット料金が2-3円というケースすらあります。到底最賃には届かない単価水準です。

    皆さんが素晴らしい、安いと言われるそのサービスや商品が、こうしたワーキングプアの量産基盤の上に立っている事実を、まずぜひこの機会にご理解頂きたいです。

    明らかに、この構造上の問題を引き起こす土壌は"内職"の存在にある。主には包装業者が袋詰めを内職業者に振り、その内職事業者が中抜きして、福祉の世界に回る。川上から川下の間のどこかに必ず搾取者がおり(そうでなければ到底最賃ベースで受けれる仕事じゃないです)、結局は最低賃金が適応されない通所利用者の犠牲の上に成り立っています。

    ただ、この現実に対して、福祉施設側からNOは言えない風潮があります。仕事がなければ、やることがなくなってしまうからです。「無いよりはマシ」という施設側判断も、結果的に助長する理由になっています。そんな彼ら自身に、「そんな仕事受けるのが悪い」と自己責任論を押し付けるのも難しい。

    昨今コーヒーやチョコレートの搾取問題の議論も熱を帯びています。100円ショップブランドオーナーも向き合うべき事実に真摯に目を向けて、知らぬ存ぜぬではなくきちんと仕入元に調査をし、トップダウンで自ら率先して益を分配し共生していく事業モデルへ転換して頂きたいなと、日々施設工賃改善支援に携わる身として思います。


  • NewsPicks 編集部 記者・編集者

    大創産業の矢野博丈会長は、事業が軌道に乗った後も、「明日つぶれるかもしれない」との思いがあったようです。若い頃に借金を抱えて夜逃げをした経験や、慎重な人柄の影響もあると思いますが、薄利多売の構造を持つ100円ショップの商売を続けることは、大変なプレッシャーがあったようです。


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