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【図解】格安の国、ニッポンの「10の衝撃」

NewsPicks編集部
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    (株)TOASU特別研究員(経済評論家・コンサルタント)

    淋しくはありますが、実感に照らし全面的に同意です。化石になったオッサンの繰り言と揶揄されることを覚悟で実感を語るなら・・・ (^^;
    私が1992年1月に始めてニューヨークに駐在した当時、ドル円相場は125円前後だったと記憶していますが、1ドル80円から100円くらいの感じで使えるね、なんて話していました。日本で125円するものが、米国なら80円、100円で買えるというイメージです。高級とされるレストランも本当に気軽に行け、ピザとコーラ程度の昼食なら1ドル台で食べられました。ニューヨークに限らずパリでもロンドンでもブランドショップでは日本語を話す店員さんが丁寧に対応してくれました。
    時が移って最近は、ニューヨークでもパリでもロンドンでも1万円札が5000円から8000円程度の価値しかないんじゃないかと思うことがしばしばで、ブランドショップに日本語が話せる店員さんがいることもめっきり少なくなりました。別の意味で1ドルが80円程度の価値しかないと感じるのが昨今です。つまり、110円払って1ドルを手に入れても、日本で80円程度のサービスしか外国では受けられない感じです。
    昭和の後半から平成の初めにかけて、日本人が無茶苦茶働いて製造業の強かった時代、為替相場は極めて輸出競争力の強い電気製品や自動車が作っていたように感じます。だから円の相場が相対的に高く、円が強いから海外に出ると何でも安く感じた次第。ところがいま、良かれ悪しかれ日本人はかつてのように我武者羅に働くことはなくなりましたし、産業構造の転換に乗り遅れて生み出すモノやサービスの競争力も弱くなり、ただでさえ落ち気味の円の価値を金融政策で更に落としています。円がすっかり弱くなったため、海外の物価を高く感じるようになったのです。1990年代のはじめころ、日本でアジアの観光客の姿をみることは稀でした。しかし、アベノミクスで急速に円安が進んだ2013年を境にアジアからの観光客が急速に増え始め、新型コロナ禍の直前は、日本中どこに行っても、韓国語、中国語は言うに及ばす、いろんな言語が飛び交う状態になったのです。これも弱くなった円のなせる業。
    日本は未だ世界第3位の経済大国、というイメージを抱き続けて語る人が多いですが、真摯に現実に目を向けないと、既に先進国のBクラスの日本が本当に貧しくなってしまうかも。(^.^)/~~~フレ!


注目のコメント

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    WAmazing株式会社 代表取締役社長:経営者

    endless discovery(終わらない探求)を訪日観光のテーマに掲げる前は、affordable Japan(お得なニッポン)を掲げていた時もありました。ほんと、外国人から見ると、500円で美味しくて安全な外食ができる国はありません。
    発展途上国では、もっと安いところもあるけれど、お腹を壊しますからね。(^◇^;)

    日本は給料があがらず、その割に人口が大きく市場が大きく、飲食店も90万店舗とかあると競争も激しく、価格は安く抑えられます。

    この安いのに高いクオリティがコロナ禍前の外国人観光客を惹きつけてきた理由の一つですし、食べ物など消えものでなければ、さらに消費税免税されて、10%さらに安く買えますし。

    記事では時価総額ランキング、トップ10までが紹介されています。ここを30に拡大しても、上位顔ぶれは、ほとんど変わりません。
    平成の失われた30年のうち、国内の時価総額ランキングトップ30に、新しく登場した、企業は2社だけであり、
    それは、リクルートとソフトバンクです。

    どの社会も成熟するにあたり、労働従事者の産業分野が、一次産業→二次産業→三次産業とメインが推移していくのですが、
    日本は高度経済成長期の二次産業の発展、モノづくりニッポン、から、三次産業へのシフトがうまく行かなかったと思います。

    アメリカは自動車産業などからGAFAMなどの三次産業中心にシフトしました。

    日本の経団連の顔ぶれは…というところでしょうか。


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    株式会社みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト

    インフレ率のチャートを見れば分かるように、各国の分散が明らかになくなっており、大体が0-2%に収斂しています。これは購買力平価上、円高圧力が緩和していくことを意味するわけですから、当然、円安の下、体感する海外物価は高く感じるわけです。日本人にとって海外の財・サービスの割高感が増しているという背景には、他国でもディスインフレ状況(停滞)があるという事実もあるわけです。

    為替レートは対外価値を、CPIなど国内物価は対内価値を示すものであり、表裏一体ですが、日本人は(大体の人が盲目的に)円安を好む割には、こうして内外価格差の話になると悲観的になるというのは、複雑な話です。もっとも、日本の物価環境について動きがとりわけ鈍いのは事実であり、私はそれはやはり強固なジョブセキュリティの下で賃金が硬直的になっているという側面は小さくないとは思います。


  • ボストンコンサルティンググループ パートナー&ディレクター

    高校生、大学の教養課程の学生などに是非読んで欲しい記事。とても分かりやすくまとまってる。と書いてから気づいたが、彼らは2000年以降に生まれ、まさにデフレ時代しか知らないという事実。

    海外旅行と言えば「安いから」と爆買いしていたのも今は昔。日本は物価高い!というバブル末期に突如現れたダイソーの100均は、その2年前、バブル真っ只中に初めて導入された消費税に代表されるように常に「値上げ」に見舞われ続けた日本人にとって正義だった。「激安の殿堂」ドンキホーテが第一号店を構え、多店舗展開を始めたのも、恐らくこの時期だ。

    消費税が10%へ騰がるタイミングでうまく本体価格を値上げ出来れば良かったが、結局出来たのは内容量を少なくするなどでの原価調整による実質値上げのみ。それでも「高くなった」とボヤく消費者。給与が上がらないわけだから、その気持ちも分からないわけでもない…。

    まあそういう話を様々なデータで示してくれる本記事。次回以降は、例えば、デフレ脱却に向けたこれまで取られた手立てとその効果に関する考察など、さらに突っ込んだ議論を期待したい。


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