ミャンマー国軍トップ出席へ=今月下旬のASEAN会議
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注目のコメント
ミンアウンフライン国軍最高司令官は確かにクーデターの首謀者なのですが、現在国家行政評議会議長です。
ミャンマー憲法には国家非常事態時には軍が全権が握れるという条項があり、実は現政府は憲法上は間違いなく正当政府ということになります。
ASEANとしても一応法的に正当な加盟国の指導者を蔑ろにするわけもいかず、かと言って国際的な非難のあるクーデターの首謀者を何事もなく受け入れるわけもいかず、頭の痛いところでしょう。ASEANとしては国軍がミャンマーを代表すると認めるということになるのだろうか。民主派の統一政府が出ないとなると、国軍の支配が既成事実として認められるということになってしまいそう。
こちらの記事により詳しく載ってます。
https://newspicks.com/news/5777385
・本首脳会議はミャンマー問題の平和的解決を目的としてインドネシアのジョコ・ウィドド大統領が呼びかけ、シンガポールやマレーシア等複数諸国の賛同を得て開催されるもの。
・これに先駆けて本日すでに、ASEANの国防長官がオンラインミーティングに招集され、ミャンマーのフライン総司令官もこれに出席。インドネシアやシンガポールから、ミャンマー国軍の弾圧は人権や法の精神に反しており平常化を目指すべきとのコメントがあったがフライン氏は終始無言だったとのこと。
・すべてのASEAN加盟国が参加に同意してはいないこと、中国が周辺国の動きを牽制していること(他国の政治に首を突っ込むべきではない)、アウン・サン・スー・チー氏率いる連邦議会代表委員会(CRPH)がASEANの決定に抗議していること(ミャンマー市民への辱めであり侮辱との声明)、等会議開催の雲行きははっきりしていない。
この記事を巡るFacebook上のコメントにも様々あり、「ASEAN許すまじ」というものもあれば「当事者を引き摺り出さなければ意味がない」というものも。私もどちらかというと後者の立場です。なんとかこれ以上悪い方向に行かないことを願います。