中国、日米首脳会談の共同声明に反発
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「反発」と言っても、中国の反応は抑制されています。在米中国大使館の声明も型通りのものです。
実は、日米2+2後の中国の反応は一貫して抑制されています。日本に対して、王毅外相は「独立国として対中政策を考えろ」と圧力をかけたり、日米首脳会談後には「台湾問題から距離をおけ。関われば大やけどするぞ」といった報道もありますが、中国首脳部としての反応は概して薄いのです。
日米2+2の内容に関して、中国が見誤っていたとも言われます。日本が、あそこまで台湾問題等に踏み込むことはないと考えていたのです。予期せぬほどに踏み込んだ共同声明であったために、中国側はまだ対応の準備ができていなかったと考えられます。
日米首脳会談後の中国の反応も、これから具体的に出てくるでしょう。日米首脳会談の共同声明や共同文書を見て、中国では、日本が米国と一体になったという認識も広がっていると聞きます。これまでは、悪いのは米国であり、日本は米国に使われているだけという論調が多かったのですが。
しかし、米国との軍事衝突の危険がある尖閣奪取にすぐに着手するとは考えられません。やるとしても圧力をかけるだけでしょう。それ以上に、日本企業に対する見せしめの制裁の方が心配です。
注目のコメント
中国の反発は折り込み済み。
むしろいまの中国に対しては反発ないような共同声明では意味がない。
共同声明のタイミングが大事で、ケリー特使の訪中前を避けるようにスケジュール調整。これが日米首脳会談が一週間延期された背景。まあ、中国も台湾海峡や香港、ウイグルが入るのはわかっていたので、反発するのも想定通り。まあ、日米2+2で一通りのメニューは出しているので、それ以上の反応はないというお約束の範囲でとどまっているものと思う。