半導体のルネサス、生産再開 茨城の工場火災から1カ月
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注目のコメント
3月19日火災発生から一月以内での生産再開という目標が達成できたということでしょう。
それにしても、旭化成エレクトロニクスの火災、テキサスの寒波による停電、ルネサスの火災、TSMCの停電などなど需給逼迫化の生産トラブルが多発しています。火災などは生産管理の領域でそれこそIoT的に十分な監視ができているべきだと思います。うーむ。ルネサスは、マイコンの世界シェア1位(30%) の半導体メーカー。
車載用マイコン/ECUに 限れば、世界シェア42%。
車載用の半導体は大量生産の薄利多売でボリュームメリットはありますが、めちゃくちゃに儲かるかというと儲かりません。
トヨタの誤算とルネサスの苦悩 マイコンシェア1位で何故か赤字
http://www.electronicjournal.co.jp/article/PDF/201106.pdf
車載半導体は古い設備を使って、大量生産するもの。一番儲かるビジネスではありません。
半導体に詳しいじっちゃまの愛称で知られる広瀬隆雄さんの動画がとても参考になります。
■参考動画
【じっちゃま2分要約】クルマの半導体不足は解消することはない
https://youtu.be/R37PzpQqB6A生産再開という言葉の使い方だが、火災現場の別のフロアからで、しかも本当に出荷できるレベルになるまでは1ヶ月かかるときく。
さらに火災現場の方はまだまだめどが立っておらず装置の納入も考えると半年以上はかかるだろう。
今、各自動車メーカーが工場のストップを発表してきているが、本当の影響が見えるのはこれから。
生産再開は、これで一件落着でなく、生産再開に向けたスタートラインに立てたということになる。
震災の復興で例えれば片付けをするための電気が再開したくらいのようです。
https://news.mynavi.jp/article/20210330-1861524/