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とはいえ「30年前と今で、日本企業の中でずっと世界で通用しているのはトヨタだけ」というのは事実としても、平成元年に世界の時価総額ランキング10位前後で日本企業トップにあったトヨタが今では50位前後に落ち、トヨタより順位が低かった日本企業がランキング上位から消えていったというのもまた厳しい現実です。そしてまた、平成元年当時影も形もなかったデジタルで稼ぐ会社が米中中心にトップ50社のうち20社近くを占めていて、当時上位を占めていた内外の製造業の多くが姿を消したのも間違いのないところです。頑張っているトヨタにしても、日本より豊かで賃金も高い米国や英国に工場を建て、日本人でなく外国人を雇って成長するグローバルな企業になりました。
トヨタの力に感服し頼りにすることは人後に落ちないつもりですけれど、たとえ雇用の面から辛いところがあるにせよ、世界の産業構造の変化に真摯に向き合って行かないと、日本で働くしかない多くの国民は、ますます貧しくなって行くんじゃないのかな・・・ 産業構造の変化に合わせて富を生み出す成長エンジンを持たないと、いずれ分配もままならなくなってしまいそう (^^;
しいて一点だけ指摘するならGAFAの中のひとつのA、Amazonだけは例外で世界で100万人以上、トヨタよりもはるかに多くの雇用を産んでいます。まあご存じでいちいち細かく注釈すると長くなるからおっしゃってないだけでしょうけれど。
中産階級の雇用を創出し、富の分配をトップエリートに偏らせないこと。
歴史的に自動車産業は環境にマイナスの色彩が強かったですが、SDGの総合的な視点で見ることも大切です。
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『国民が[クルマを]買えるということは、まずフォードの社員が買えるということが大前提になる...社員は使われる側ではなく、消費者であり、大切な顧客でもあった』
提供するサービスの成長フィールドには、ソフトウェアのエンジニアも多く合流します。顧客+従業員のステークホルダー加え、ソフトウェアデベロッパーが頻繁に出入りするイメージです。
DXの名の下にデジタルシフトが盛んになってきてますが、是非とも視野を広げて、自社、顧客、そしてデベロッパーを隔てる壁を、うーんと低くできるデジタル活用を切望します。
多くの臨時的な関係者を含めて 自由を謳歌、協業しながら サービス利用&成長を楽しみたいものです。
全体最適で資源を節約しつつ、個別最適・カスタマイズを追及して幸せが量産される未来です。時にはアートなカスタマイズが人々の心を豊かにします。
顧客、従業員、アライアンス、オープンソースデベロッパー、広範なステークホルダーが、その時々に応じてシームレスに役割を選び担いながら幸せ量産を楽しめますように。
この広大なDXには、
まず「統合ID」構想がキーになります。
そして、サービス利用だけでなく、サービス開発、技術検証、デモなど多くの活動がビッグデータとして刻まれ、幸せ量産エコシステムの文化を築きます。
プライバシーには、統合IDの一段上位を創り、そのオーナーを「ご本人」と定めて、不可逆なハッシュIDと、サービスプロバイダIDを畳み込んだ匿名の片方向トレーサビリティ基盤を構築します。
著作権や所有権をコントロールできる技術が盛んになってきてます。こうした技術と認可技術を組み合わせた上で、成果と個人を当人の意思で任意に紐付けられる様にします。その仕組みをステークホルダー全体の活動細部に組み込み、成長と進化の報いを楽しみ、突然変異とエイリアンを歓迎します。
日本や世界の知財管理も、こうした構想に合流して、ステークホルダーの輪を広げて、幸せの量産が具現化して欲しい、そんな夢物語を考えるのが楽しいです。
※夢物語では済まない、そんな空気の流れを感じる事が多く、なんか楽しい時代になってきました。
また、日本経済のために「GAFA」のような企業を作ることの意味が薄い点も理解できました。
ただ、トヨタが存在感を示し続けられている理由は
「命を預ける自動車には信頼性が第一」
「通販で車は買わないので、インターネットの影響を受けなかった」
と語られていますが、それがこの先も続く保証はないどころか、デジタル化の波は今まさに自動車産業に押し寄せているように思います。
ここで語られる「良質な雇用」とは、
「儲かる仕組みが確立していて、冒険をしなくても現状維持を続けられる雇用」
なのだと思います。
ただ、自動化と情報化は、確実にそうした仕事を奪い続けていくようにも感じます。
今回の記事は、自動車産業にデジタルシフトが訪れたなら、誰もが格差社会と無縁ではいられないということを逆説的に示していたように感じました。
これは、、製造業の側面も持つD2Cのスタートアップが急成長すべき理由の一つか!?(半分本気、半分ポジショントーク)