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最近じゃコンサルがエネルギー・経済の計量モデルを回す事は珍しくはない。内部か外注か知らないが、短期間でよくこのアウトプットを出すだけの計算をしたモデラーがいると思うと、心中察する。こんな仕事をやる為に研究してきた筈ではないと思っているのではないだろうか。

まず、「エネルギー」とあるが、実際には日本のエネルギー最終消費の1/4程度しかない電力のみについてのモデル。

また、タイトルでは「需給予測」と明記してあるが、内容は予測ではなく「シナリオ」であり、恐らくシミュレーションとは別に外性的に与えた3つの条件を前提に整合性を合わせているものと思われる(詳しい計算の前提やモデル構造が明示されていない)。

3つの条件とは、分散電源+蓄電池の発電コストが、電力小売価格と2029年頃に同等になること(T1)、配送電力のコストと2046年頃に同等になること(T3)、EVのコストがガソリン・ディーゼル車と2025-2028年に同等になること(T2)という事らしいが、一見わかりやすいものの、T1は供給コストと小売価格の比較、T3は供給コスト同士の比較となっているし、T2は日本においてディーゼル車は殆どトラック・バスなわけだが、同列で語って良いものか疑問が残る。

しかし、コンサルとしては、こういうスタディを社内で行って意識と知識のレベル合わせをしつつ、リーフレットで社会に会社としてのビジネス領域と能力を見せる事が、マーケティング上重要なんだろう。