米「高圧経済」に歴史の警鐘
日本経済新聞
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高圧経済がインフレを招くか否かは、グローバリズムにおけるレイバー・アービトラージ(低賃金の新興国で労働集約的な生産を行い、それを高所得の先進国に「輸入・消費」させる、ある種の「焼き畑農業」)が拡大するか?、それとも、地産地消が強化され生産コストよりもトータルの付加価値に焦点を当てた生産と消費に経済が向かうか?だ。
前者が依然支配的ならば、先進国は「被追国」(新興国よりも投資収益率が劣り、企業は先進国内で新たな投資を控え、新興国に投資する)のままでインフレは一時的なものにしかならない。
後者に歴史的な回帰をするのなら、生産資源のボトルネックと相まって、インフレ経済が頭をもたげてくるだろう。
イエレン、パウエルの背負った政策責任は、狭い隘路を歩むことになる。