中国GDP、過去最高18%増 21年1~3月期、コロナ反動
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中国で対外貿易やってる人からは、コロナ以降売り上げが伸びてるとよく聞く、理由は中国がいち早くコロナを抑え込み、工場などを稼働させたこと。外国でコロナの影響で工場などが止まってるため中国から仕入れるしかない
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昨年の同期が前年比約7%減ですから、その反動もあって20%近い数字を叩き出しました。前期比でも相応に高い伸びのはずです。このテンポで数字を積み重ねることはないでしょうが、短期的に見て世界経済を米国と共に支えていることだけは、確かなようです。
昨年の落ち込みからの反動で過去最高になることは当然わかっているので、今回から19年比、過去2年の平均値も公表し始めました。
19年第一四半期比では10.3%、2年平均では5.0%のプラス成長となっています。
産業別成長率(2年平均)では、第一次産業が8.1%(2.3%)、第二次産業が24.4%(6.0%)、第三次産業が15.6%(4.7%)のプラスとなっており、製造業が成長を牽引している構図です。第一四半期は3月までコロナ対策で移動が自由にできなかったことが、サービス業にマイナスの影響を与えました。
中でも、工業生産が24.5%(6.8%)、固定資産投資が25.6%(2.9%)、消費が33.9%(4.2%)のプラス成長です。
単月では、消費が34.2%(6.3%)増と比較的調子よく、市場予想を大きく上回りました。昨年1~3月の中国の経済成長率は前年同期比マイナス6.8%です。100が6.8%減の93.2に落ちて100に戻れば100÷93.2で成長率は7.3%と高めに出ます。前年比18.3%は一昨年を100として110.3に当たりますので、新型コロナウイルス禍の前の一昨年と比べると2年で10.3%の伸び、複利で年率5.0%に相当します。6%を超えていた以前の成長率と比べると若干低めではありますが、新型コロナウイルス影響を乗り越えて、瞬間的な落ちをほぼ吸収したと見て良さそうです。ウイルスの発生源であるだけにちょっと悔しくはありますが、世界の成長エンジンとしての力は健在なようですね・・・ (・・;