カフェ国内最大手。米スタバ本社がTOBで完全子会社化の意向。15年春にも上場廃止へ
業績
Starbucks is one of the most widely recognized restaurant brands in the world, operating more than 38,000 stores across more than 80 countries as of the end of fiscal 2023.
時価総額
14.7 兆円
業績
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一方、「紙コップで代替すれば解決する」問題ではないことにも留意が必要。
使い捨て紙コップはプラコーティングされているのでリサイクルできない物が多く(※1)、自然分解もされません。消費者側に正しい知識がないまま紙に替わることで、「紙だから捨てても大丈夫でしょ」といった安易なポイ捨てが増えないことを願います。
また、紙コップに替わったところで、使い捨てであること、消費量が膨大であることは変わりない。紙の原料となる植林木のプランテーションが、原生林の破壊を引き起こしている地域も依然としてあります(※2)。
スタバは、国際環境NGO Conservation International(学生時代にインターンとしてお世話になりました!)とパートナーシップを組み、コーヒー産業のサステイナビリティを率先してきました。プラ分野でも、より抜本的に業界全体の改革に取り組んでいってほしいです。
※1 スタバはNextGen Cup Challengeというコンペを後援するなど、コンポスト・リサイクル可能なカップの開発にも取り組んでいます。勝者12社はこちら:https://www.openideo.com/content/nextgen-challenge-top-ideas
※2 スタバは、森林認証制度であるFSCの認証紙を用いた紙カップを一部使用すると発表しています(2020年9月プレスリリース)https://www.starbucks.co.jp/press_release/pr2020-3621.php
スターバックス は2022年にカップとパッケージのリサイクル素材、コンポスト性、再利用性を2倍にすることを目標に掲げています。既に2021年の4月にアメリカのスターバックス では、「Borrow A Cup」というリユースカップのトライアルがスタートしました。
これは1ドルのデポジットを払うことで、再利用可能なカップで飲み物を注文することができ、使い終わったカップは近くのキオスクなどで返却し、1ドルも戻ってくる仕組み。(しかも利用することでスターバックスの10ポイントが還元される)カップは洗浄され、再利用されるそうです。
今後エシカルコンシューマーにより環境に配慮したブランドがより選ばれやすくなる中で、各社のこれからの取り組みにも注目していきたいと思います。
参考:Starbucks launches 'Borrow A Cup' trial with reusable cups for Earth Month. Here's how it works
https://www.usatoday.com/story/money/food/2021/04/06/starbucks-reusable-cup-trial-program-seattle-covid/7094778002/
コロナにより一度中止となっていましたが、スターバックスコーヒージャパンでは、顧客の希望に応じて、陶器のマグカップで暖かい飲み物を提供しており、冷たい飲み物はグラスで提供できるよう一部店舗でテストを続けています。店内で楽しむ飲料は全てリユース容器とすることにより、使い捨て容器はさらに減ります。全世界のスタバのリユース容器率は年々向上しているといいます。日本も今後このような方向で動いていくのではと思います。
篠田Proがコメントされていたアメリカのリユースカップの取り組みに続き、韓国のスターバックスも2025年までに使い捨てカップを全店で廃止すべく、2021年7月よりカップの利用に少額のデポジットを求め、非接触式のキオスクに戻すと返金されるプログラムを実施する予定とのこと。韓国は元々使い捨て用品について政府が規制をしていることもあり、リユース容器の店内利用も浸透しているようです。https://courrier.jp/news/archives/240393/
プラスチックなものがあまりイケてない風潮が来るんだろうな
紙のストローに切り替えた時も紙のストローの開発に時間がかかりましたが、今後はそのストローを利用する機会はそう多くないようです。フラペチーノには相変わらずプラスチック製のストローが使われるため、プラスチックごみが完全に無くなるわけではありません。こちらも代替できるのか今後注目していきたいと思います。