二階氏、東京五輪「無理ならスパッとやめなきゃ」 中止も選択肢
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これが一つの観測気球と思う僕は、これらの反応を見ながら、最後には、「国民の命、安全を第一に考え、苦渋の決断をいたしました。」として、中止を菅首相が宣言することに一票。
もちろん、河野さんの無観客も同様で、一つの観測気球。
国民の半数以上から7割が中止でもしょうがないとなってから、前述の宣言をすることに繋がると感じます。
何故なら、なんとなくオリンピック中止に進んでしまってから解散総選挙に向かいたくない。
もしいずれ中止ならば、国民の命を守るために自分が責任持って判断しました、としたほうが国民を守る側に立てるから。
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どこまで何かを見通して発言されているのかはわかりませんが、政治日程としては都議選→五輪→自民党総裁任期満了→衆院議員任期満了と秋まで詰まっていますので、政局運営上、五輪のあるなしは大きな問題となります。あわせて解散時期をめぐり憶測も広がりそうですね。
【発言動画】
https://youtu.be/lmpDR4c9zIs
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4246571.html
【発言要旨】
『やっぱりオリンピックは国民の皆さんの同意を得てですね、盛り上げていくというのは日本にとって大事なことだし、大きなチャンスだと思いますから、これはぜひ成功をさせたいというふうに思いますね。そのためにいろんな諸準備、また、いろんななすべき、解決すべきテーマがたくさんある。これを一つ一つ解決していくのが大事でしょうね。(中略)
(Qコロナの感染がさらに拡大してしまうのでは、という心配の声がある)
それはその時で判断せざるを得ないでしょうね。これ以上とても無理だということであれば、すぱっとやめなければいけないし。
(Qそういう選択肢もある?)
それは当然ですよね。そりゃオリンピックでたくさん感染病を蔓延させたっていうと、これは何のためのオリンピックかわからんですよね。ですから、そこはその時の判断で良いんじゃないですか』
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一方で、下村政調会長は14日の記者会見で、東京五輪・パラリンピックに出場する日本人選手への、優先的なワクチン接種について「5月中旬ぐらいまでに議論したい」と語っています。言及したテーマは違いますが、微妙に自民党執行部内での、意見の相違があるように思います。すごく考え抜いた観測気球を上げる人でもあり、思いつきで発言する人でもあるので、その真意は読めません。いずれにせよ、こんな憶測を生むだけでも意味があるとも言えます。河野大臣がテレビ朝日のモーニングショーで「無観客」に言及した時は、ドキリとしました。私は落とし所はそこだと思います。今ある要素をすべて入れて計算すると(東京の感染者が第3波の2500人を上回ることも想定して)、私はIOCも日本も「GO」の答えを出すと思います。二階氏が言うような「スパッとやめる」のは、今ある要素に加えて想定外の何がが起きる時だと思います。