菅首相、コロナ拡大「大きなうねりとまでなっていない」
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なぜ、新型コロナウイルスは、これまでのコロナウイルス感染とくらべて、治療が困難なのか?
その一因として、発症後2日でウイルス排出量がピークになるということが分かりました。
(ケアネットの記事より)
A quantitative model used to compare within-host SARS-CoV-2, MERS-CoV, and SARS-CoV dynamics provides insights into the pathogenesis and treatment of SARS-CoV-2.
; PLoS biology. 2021 03;19(3);e3001128. doi: 10.1371/journal.pbio.3001128.
九州大学大学院理学研究員の岩見 真吾氏らの研究グループは、米国インディアナ大学公衆衛生大学院の江島 啓介氏らとの共同研究を発表しました。SARS-CoV-2を特徴付ける感染動態の1つとして、生体内におけるウイルス排出量のピーク到達日数が既知のコロナウイルス感染症よりも早く、この特徴がゆえに、発症後の抗ウイルス薬による治療効果が限定的になっていることがわかったとの分析結果です。
研究グループは、COVID-19に加えて、過去に流行した中東呼吸器症候群(MERS)および重症急性呼吸器症候群(SARS)の臨床試験データを分析。症例間の不均一性を考慮した上で、生体内でのウイルス感染動態を記述する数理モデルを用いて解析しました。その結果、COVID-19におけるウイルス排出量のピーク到達日数が発症から平均2.0日程度であり、MERS(12.2日)やSARS(7.2日)と比べ、かなり早期にピークに達することがわかりました。
発病してからの治療が難しい理由の理解と対策にとって重要な知見で、予防の重要性が再認識されたと思います。
ワクチンの一日も早い接種をお願いします。