【1分解説】東芝買収のゴタゴタって、結局何だったの?
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良心的に解釈すれば、車谷元社長は、元CVCキャピタルの日本法人代表取締役会長という利害関係者だったため、株主に対する透明性確保の観点から、買収検討のメンバーには入らなかった。しかし、それでも、利害関係があるという世間からの指摘を回避するために、取締役にとどまることも避けたいと考え、自ら辞任を選んだ。
ということになると思いますが、友好的買収の打診が、元社長の意思と関係のないところで起こっていることが建て前ですので、辞任まで決断することはおかしい・・・だとすれば、ここにどのような力が働いているのかという点に興味が尽きません。
また、元社長の辞任でも、同社の買収や同社への出資の可能性は引き続き存在しており、さらに友好的買収の打診を拒否した場合でも、敵対的TOBはありうるわけですので、このドラマは第一幕が終わったに過ぎないところと思います。
注目のコメント
内紛でしょう。
結局何だったのか、という問いの答えになぜこの言葉が出て来ないのか、どのメディアもテレビもなぜ一切その言葉を使わないのか、不思議でしょうがない。解任動議を出す、それを避けるため先回りして自ら辞する。それを世間では内紛と言う。
なぜ唐突に解任なのか、その道理は何か。コンフリクトや問題行為があったからと言うならそれを世間に、少なくとも株主に説明責任はないのか。
内紛とは経営上で起きる最低の行為です。それをやると会社が事業が大きく毀損し従業員が大きく萎むからです。事実ほとんどの会社はその後鳴かず飛ばす、だいたいは潰れて終わります。
よっていかなる理由があっても内紛は避けるべき、いや内紛じゃない適切な人事権の発動だというのなら正々堂々と説明するべき。外から言うことではないかもしれませんが、企業再生って頭で数字の計算して、財務諸表がそうなったから「出来た」ってわけでもないと思うんですよね。
東芝が創業時から大切にしてきたこと、社員の誇り、夢みたいなものは、取り戻せたんでしょうか?
どういう結論に至るにせよ、そういう心の通った経営に向かっていくことを期待したいです。結局何だったのかこの記事でもよくわからず。
いろいろ記事を眺めてみると、おそらく基本的構図はこんなことだろう:前社長が、自ら関係の深いCVCからの買収提案を柔らかい段階で持ち出した。おそらく前社長は、半分は株主を整理して東芝の経営陣を事業にフォーカスさせること、半分は保身のため。これに対して指名委員会議長はDeal Makerをきどり時間稼ぎをする前社長に退場を迫った。
しかし謎なのは、指名員会が次の定時株主総会において誰を社長にすべきと考えていたのか。
またそれぞれのファンドはCVCの提示すると考えられる東芝株の買取価格が安いと思うなら、さっさとより高い価格を対抗して提示し他社から株を集めて思惑通りにがっぽり稼げば良いだけなのに、そこまでには至らなかったこと。