「こども庁」設置法案、来年提出へ…児童虐待防止や不妊治療支援など担当
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これもまた本来の目的が見失われて、手段の目的化が起きる。縦割り行政が悪いといって結局新たな組織を作っただけで、縄張り意識は変わらない。考え方がハコモノ行政から脱却できてないんですよ。結局、これは子ども庁の管轄だとか違うとか、そういうすみ分けの議論に陥るし、単に無意味な大臣ポストを作り、忖度先が増えるだけだわ。
ぶっちゃけ、組織なんか作らなくたって、虐待や貧困の子どもの問題は喫緊の課題なんだから法案でとっとと対応するべきでしよ。もちろん、厚労省に業務が集中しすぎている部分は確かにあるのでそれはそれで別途解決すればいい。
注目のコメント
意識が変わらないと、新たに箱を作っても現状は変わらないと思います。
やるからには、意識改革も、組織再編も、本腰入れて頂きたいです。
楽しく子育てできるような、もう1人子どもほしいなと思えるような、そしてなにより子どもたちがイキイキとすごせるような社会にしていってもらいたいです。
できれば子育て経験者、なるべく最近子育てした(してる)方が、大臣を担って頂きたいなと思います。こどもと言えば、誰も反対できないとは思います。ただ、新たな役所をつくる必要性をどれほどの人が感じているのか疑問です。役所をひとつつくるのは、人材や箱ものと手当てだけでなく、関連法規や政令にまで修正が必要で、その労務コストは膨大です。今やるべきことなのか、悪手の選挙対策ではないのか、という思いが消えません。
鋭い筆致で知られる俳優で文筆家の松尾貴史さんのコラムが、そうした点を見事に指摘していると思うので引用します。
「その「こども庁」設置に向けた検討本部のトップに、事もあろうに「あの」二階幹事長を据えるのだという。子育ての話をするのに、82歳、自民党が内規で定める衆院比例代表候補の「73歳」という定年をはるかに超えたおじいさんがどう運営するのか、怖いもの見たさすら湧かない。「ひまご庁」にする気なのか。
二階幹事長は以前、「戦前の、みんな食うや食わずで、戦中、戦後ね、そういう時代に『子どもを産んだら大変だから、子どもを産まないようにしよう』と言った人はいない。このごろ、子どもを産まないほうが幸せに(生活を)送れるんじゃないかと(一部の人は)勝手なことを考えて」「食べるのに困るような家はない。『今晩、飯を炊くのにお米を用意できない』という家は日本中にはないんですよ」などと語っていたが、こんな発想を持っている人が子どもにどう関与しようというのか」
https://mainichi.jp/articles/20210411/ddv/010/070/002000c子どもにかかわる施策が重要であることは言うを待ちません。少子化への対応が急務だということは相当昔から言われ続けていますし、子どもの貧困問題も解決しないばかりか深まっていく流れにあります。政権として優先順位を上げるのは当然だろうと思いますが、組織を再編するだけで目的が達成できるわけではありません。何を最優先で実行するのか。そのためにどんな再編が必要なのかという順序でみていくことが大事だと思います。