トリチウムってどんな物質? 海洋放出後に必要なこと
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トリチウムと言う言葉が出てきた時点で拒絶反応を示す人は多いでしょうね。そこにベクレルやらシーベルトなんて出てきたらもう。
原発に関する情報が拒絶されやすいのは馴染みの薄いワードと目に見えない放射線と言う実態を捉えにくい分野だからかな。
物理を取らないと学ばないし。
注目のコメント
その昔は「重水」という言葉でも呼ばれましたが、雑な言い方をしてしまえば水の放射性同位体ということができます。水爆の主なエネルギー源ともなっています。なにぶん水でありセシウムなどの重金属ではないために濾過などで取り除くことができません。これが大きな問題となっています。
しかしながら、放射能があるといっても水のため、仮に人間が摂取しても長期間体内に残留することなく数日で排泄されるとされており、放射されるベータ線も非常に弱く(カリウム40という放射性同位体の100分の1のレベル)、よほど高濃度で摂取しない限りまず問題ないとされている物質です。しかし、大量の海洋放出を行っているイギリスでは海底の底生生物に生物濃縮が見られたという報告もあり、影響がないと断定するのも難しい物質です。
原子力発電所として通常運転を行っていても、冷却に使う水にどうしても放射線が当たり、トリチウムはある程度発生しています。前述の状況から、各国は一定の濃度の基準を設けたうえで海洋放出をふつうに行っています。日本が律儀に陸地に積み上げているのは、原子力発電を行っている国からすれば奇異に映っているに違いありません。日本の基準自体はWHOの基準よりは高めに設定されていますが、現時点での報道ではさらに薄めて流すとのことなので、少なくとも科学的には十分安全な状態で流す、といってよいかと思います。
現地の漁業関係者の懸念も、要するに風評被害が心配なだけなので、私たち消費者が正しい知識を持ち、福島の水産物を理解して消費すればよいということになるのでしょう。放射性物質を海洋放出することを決めた、と言われると、反射的に身構えてしまう。
「原発では恒常的に海洋放出されるものですが、従来の40倍に希釈して放出するように基準を厳しくしました!」と言えば、
だいぶ印象が変わるはず。
メディアも含めて丁寧なコミュニケーションが望まれます。
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国内外の原発や、使用済み核燃料の再処理工場からも、トリチウムは濃度や量を管理して出されており、震災前は全国の原発から毎年計350兆ベクレル前後が海に放出されていた。この問題がある種の放射脳の踏み絵になると思う。
世界中で垂れ流しているにも関わらず、騒ぎ立てるなんて…
病院のレントゲンも怖くてたまらないんだろうけど。
同じ一票を持っていながら、科学的な根拠を読むことすらできない人が、僕の投票を打ち消す。聞く耳がないのだから、説明しても理解してもらえない。時間の無駄なところが、大問題だと思う