売上減過去最大の百貨店 EC導入も課題あり、活路はどこに?
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そこに行く意味を作らないといけないですよね。
Uber eatsやAmazonでは物足りない要素は何か。
もしかしたらキッチンカーのようなサービストラック化して🚚あちこちにpopupのような形で移動した方が賃料もかからず良かったりして。
凄腕の接客がいるというのは一つヒントがあるのではないか。
でんかのヤマグチという小さな家電屋が御用聞きで今の時代でも活路があるとか。ファンベースといいますか顧客に好きになってもらうためにできること。行き着く先はコンシェルジュみたいな方向かな。
注目のコメント
比較論は参考になりますが、問題の本質という意味では私は意見が異なります。
「問い」が間違っている可能性があります。
少し長いですが、サザエさんも引用しながら私見をなるべくわかりやすく述べさせて頂きます。
消化仕入れ(売り仕とも言う)型ビジネスで成長してきた百貨店モデルの弊害の話は今に始まった話ではなく、5年以上前から業界では言われ続けていました。
アメリカとの比較が論じられていますが、アメリカも百貨店は絶不調で、Chapter11による負債整理が相次いでいます。
そう言う意味では、アメリカ型を目指しても解決する保証はありません。
中国の近年の小売産業は基本的にデジタル発であるため、日米とは事業の生い立ちもDNAも異なりますし、単純に「百貨店」と括って語るのは少し乱暴かもしれません。
では、原因はどこにあるのか。
元々の百貨店の価値は、なんでも揃っていて、週末一日中家族と過ごせるデスティネーションだったことに他なりません。
ここにユニークさがあり、サザエさんにも度々出てくるように家族がオシャレをして気合いれて出かける場所が幸せな家族像として社会に浸透したのです。
それがECで出来るのか、ということに尽きると思います。
消化仕入れ云々ではなく、百貨店が作り上げた社会におけるポジションはECに移植可能か、が正しい問いかけだと思います。
そして、答えはおそらくNoです。
今の世代はサブスクとシェアで調達し、Netflix観ながらUber Eatsするのです。伊勢丹も高島屋も出てきません。
ECなら百貨店のPB以外は直販やAmazonでいいのです。
百貨店のオンラインでの新しい体験や、場所の価値という議論は必ず目にしますが、これをするには結局自己破壊が必要であり、イノベーションのジレンマに陥るため、既存プレーヤーには難しい。
そうするとセオリーはスタートアップの登場ですが、もはや産業自体に魅力がないので、スタートアップも登場しません。
つまり、残念ながら衰退産業なのです。
記事にある場所の価値は、残念ながら日本ではコンビニのほうが圧倒的に利便性が高く、あえて百貨店という選択理由はあまりありません。
百貨店はわざわざ非日常として行くような特別な場所に作られているので、日常使いには不便な場所なのです。”三越伊勢丹や高島屋がZホールディングスや楽天と資本提携しても、もはや誰も驚きはしないでしょう。こうした資本提携は今後100%実際に起こると思います。”
「百貨店を含む大型小売店舗は、EC事業者のウィンドウになる」この覚悟をもって、大規模小売店の戦術を打っていかないと立ち行かなくなるのが現実でしょう。
逆に言えば、その考え方さえもっていれば、不動産事業者としても、ドロップシッピング事業者としても、利益の確保方法は無限にあると思います。
何故ならば、一等地に店舗を構えているのが百貨店のオリジナリティだからです。
シェアオフィスを運営してもよい、イベント・商品展示会場と化しても良い。
発想を変えれば、まだまだ活用方法はあるのがアクセスしやすい土地の価値です。
経営主体が変わることを、ある意味好機として、今後のニュースに注目してみます。