「無償化なければ進学あきらめた」低所得世帯の進学率、2年で5割に上昇
読売新聞
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自分自身も子供の頃授業料免除をしてもらったり助けていただき、思うところがたくさんあり、自分の中で結論が出ていません。でも頑張って少し論点を書いてみます。
高等教育をうけさせ「ない」低所得家庭との公平性は少し悩ましいです、つまり低所得の人の中でたまたま高等教育を受けることにした家庭だけに補助が行き、そうでない選択をした家庭を置き去りにするので、全体最適ではない恐れは強いと思います。
その上で、現状があまりに不公平である以上、できる中では非常に意義深く良いことではないか、と考えます。また、教育がもたらす「正の外部性」を考えれば、効率性の観点からも正当化できるのではないかと思います。2年間でかなり大きな改善があったことが数値的に示されました。
非常に良い成果が出た施策だと思います。
高等教育無償化以外の影響因子がある可能性もありますが、無償化対象者へのアンケート調査で「『無償化がなければ進学をあきらめていた』と答えた学生が34・2%を占めていた」とのことですので、一定の影響があったことは間違いないと思います。
今後は、進学後の変化も含めた継続的な調査で、効果測定と施策のアップデートを進めて頂けたらと思います。一律的で総量的な支援も一考ながら、これは優秀だという人への奨学金を充実する方向も考えるべきであると考えます。
戦前までは、地方の名士が見初めた学徒のスポンサーになったことは有名な話です。そこまで時計の針を戻せというつもりは毛頭ありませんが、限りある資源を有効活用する観点も問われています。日本経済に、そこまでの余裕はありません。