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「経営は現場がわかっていない!」と、どんな会社の人も言う理由〜簡単に共感してはいけない〜

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  • こういう類の記事を読むと思い出すことが二つ。
    一つは高校時代に読んだ、懐かしい「中根千枝さんの名著」と、もうひとつは、50を過ぎてから視聴したフジデレビジョンのドラマのセリフ。

    まずひとつめ。
    中根千枝の名著である『タテ社会の人間関係』(1967,講談社)と、『タテ社会の力学』
    (1978,講談社)には、こんなことが書いてある。
    日本の社会構造を理解する上で、示唆に富む本であり、今でも通用する内容である。

    ●天才的な能力より、人間に対する理解力・包容力をもつということが、何より日本社会におけるリーダーの資格である(『タテ社会の人間関係』p.148)
    ●(集団の実力は)リーダー自身の能力よりも、リーダーがいかに自分の兵隊の能力をうまく発揮させるかということになる(『タテ社会の人間関係』p.154)

    ●タテの関係という用語によって意味する重要な人間関係は、下位のものが、上位のものに服従するのではなく、うまく組み合うことである(『タテ社会の力学』p.86)

    日本の組織の強みとは、密着した「家族」のような組織内関係を作り、そこである種の「甘え」も許しながら個々人の能力を発揮させるところにある。
    その関係においては、自由に発言することができ、お互いの強みを引き出すことができるようになる。

    ●直接の長よりも組織のうえでは上位にある人の命令でさえ聞こうとしないのが常である。(中略)心情的には、自分たちの気持ちが通じていないような人の命令には従わないのである(『タテ社会の力学』p.91)

    コーポレートガバナンスの課題かも。プロ経営者はこのカベを超えられるかどうか。
    だからこそ、松下幸之助はじめ、名経営者は現場によく行く。
    心情的に通じ合うことが統治には重要なことだからだ。


    もうひとつは、「続・最後から二番目の恋」 第11話(最終話)の中井貴一のセリフより。
    人が働く場所は、どんな場所も現場なんだって。こうやって朝から皆さんが準備をして撮影をする場所も現場なら、めちゃくちゃなことを言ってくる部長さんがいる場所も現場なんです。間違ってるって分かってるけどやらせなきゃならないこと、やらなきゃならないことがある。 それは、あのぅ・・・別に会社とか、役場とか、そういう組織だけじゃなくて、家庭の主婦なんかもおんなじなのかも しれませんね。


注目のコメント

  • 松永製菓株式会社 代表取締役社長

    こういう話はよく山に例えられます。

    組織を山に例えると、現場は1~2合目、下級管理職は3~5合目、上級管理職は6~8合目、経営陣はほぼ山頂です。当然、1合目と山頂では見える景色が違うのですから、山頂の言ってることが理解できないのは当たり前です。
    正直、私の経験則で言えば、経営者がどれだけ現場のことを考えて判断をしたとしても、現場が100%満足することは絶対にありません。なぜなら、現場は、絶え間なく作業がラクになること、絶え間なく給料が上がることを望むからです。そんなことは現実的に不可能です。

    ただ、そうは言っても、カネを生むのは現場に他ならないので、やはり少しでも評価・報酬で報いていく努力は経営者には欠かせません。また、ビジョンを共有して経営者の考えていることをダイレクトに伝えることも大事でしょう。しかし、それでも、人間は「雲の上の人間」の言うことより、「すぐ上の人間」が何を言うか、を重視するものです。そこで、「すぐ上の人」に当たる中間管理職が経営者の言葉の「翻訳家」になれなければ、一層現場の求心力は離れていってしまうでしょう。だから、組織が一定規模から成長するかどうかは、中間管理職がいかに経営者の代弁者になれるか、がカギになると言えます。

    もはや、中間管理職の仕事ってそれしかないような気がしますね。。


  • 株式会社人材研究所 代表取締役社長

    上司たるもの「おれはいいんだけど、経営者がね」とか絶対に言ってはいけないと思います。


  • パーソルキャリア HRAチーム兼HRSチーム 国家資格キャリアコンサルタント

    それぞれの立場で会社の見え方にギャップがあるのは仕方ないことだと思いますし、そこのギャップをどう埋めていけるかが大事なのかなと。「心理的現実」だったとしても、その人にとってはそれが真実であり、その真実をもとに頑張ろうとかもう辞めようとか意思決定に繋がるわけですから。


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