【徹底解説】誤解されがちな「MaaSとは」
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MaaSという概念を作った、MaaSGlobal(サービス名Whim)のSampo CEOと最近お話を聞いたときの話が印象的でした。
「オンラインとオフラインが融合する現在、夢のようなことを実現しようとすると、イチ企業では成し得ないことばかりだ。しかし、その時にエコシステムを創ろうなんて簡単に言うけど、だいたいはそれぞれの思惑を表面的に寄せ集めた『エゴシステム』になってしまう。」
「オフラインは様々な権益が絡むのだから、みんなが心から望む『ジョイント・ビジョン』(繋ぎ合わさったビジョン)が必要だ。ジョイント・ビジョンとは人々がこんな生活になったら素敵だと感じる『夢』であり、『ユースケース』のこと。この時に『こんな車だったらいい』とか『こんな家電だったらいい』とか、ユースケースではなく製品起点になってしまうことは非常に多く、これでは全て失敗する。」
「夢を掲げるとき、テクノロジーを考えてはいけない。あくまでユースケース起点で考え、その実現のために『現在のテクノロジーでどこまでできるか』で考えなければいけない。僕は2006年からずっとMaaSの話をしてるけどその間、テクノロジーは次々と変わっていったよ。そんな流動的なものに踊らされてはいけない。」
https://note.com/fujii_bebit/n/n170ba0898437
注目のコメント
MaaS Tech Japan代表取締役CEOの日高洋祐氏と対談させていただきました!一時期、バズワードとなった「MaaS」の本質について理解を深められる内容になっていると思います。「移動」は都市が有する機能として、バックボーンとなる機能であり、スマートシティ化の入口とも言えます。この領域を基本的に理解をする上で、分かりやすい対談になっていると思いますので、興味のある方は是非読んでいただけますと幸いです!
世に浸透してきたMaaS=移動の効率化ではありませんでした。
NewsPicksではMaaSの有識者としておなじみの日高洋祐さんと、都市を研究し、データ活用にも精通されている葉村真樹さんの対談です。“交通分野のDXで移動が変わる”とは何なのか。その理解がきっと深まると思います。
非常に印象的だったのが、MaaSがジェンダーギャップ解消にもつながるというお話。地方では働き盛りの女性たちが、車でお子さんの送り迎えのために仕事をセーブせざるを得ない現実があるそうです。
こうした社会課題にアプローチし、MaaSやスマートシティ実現のために、地道に交通データの“辞書”を作っているMaaS Tech Japan。
代表の日高さんが淡々と語るのは、壮大な未来です。その実現に向けて「種をまいている」という言葉に、なんてかっこいいビジネスをされているんだ…と感激しました。コロナ禍の中、今ほど、「移動の価値」を考え直すことはないのではないでしょうか。単なる物理的な空間の移動はムダ。ムダな移動が減ったことは喜ばしい。逆に、移動しないと得られない価値とは何なのか?時間とお金をかけてまで移動する意味とは?
今回は、MaaSといえば真っ先に頭に思い浮かぶ有識者である日高洋祐さんに、日高さん率いるスタートアップ「MaaS Tech Japan」が何を実現しようとしているのかという観点で、葉村真樹(実は専門は都市設計!)さんと対談していただきました。MaaSから考える都市設計、今後も注目ワードです。