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もらった石を返すという芸をしたら「キュウリ」という御褒美がもらえるように、2匹のサルをトレーニングします。この時点では、キュウリという御褒美でも、サルたちは喜んで芸をしています。
その後、片方のサルだけ、ご褒美を大好物の「ブドウ」に変えます。すると、その様子を見ていたもう一方のサルは、先ほどまで「キュウリ」で芸をしていたにもかかわらず、不公平な状況を認識して暴れ出します。あまりに、人間的なサルの様子を、こちらのムービーでご覧ください。
Two Monkeys Were Paid Unequally(1:30から動画開始)https://www.youtube.com/watch?v=meiU6TxysCg
この実験は、報酬の量というのは、他者との間での相対量として認識されうるということを意味しています。さらに、神経科学研究によって、少なくともサルの場合、「自分が得する事」と「他者が損する事」は両方とも報酬となっており、ドーパミンニューロンはその主観的価値に応答して活動している事が報告されています。
非常に残念ながら、この記事で紹介されているような情動は、ヒトを含めた霊長類にある種共通するものなのかもしれません。
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生理研の磯田昌岐先生のグループがこの研究分野をリードされています。「社会的報酬(social reward)」の神経メカニズムを明らかにした、非常に印象的な研究のプレスリリースを最後に引用させて頂きます。
https://www.amed.go.jp/news/release_20180918.html
これはやめた方がいいですね。特に、人が不幸になって、価値を損なったかのように考えるのは論外。
ライバル意識を自分に向けて、自分を高めるのは悪くはないですけどね。
自分を尊重して、成長を喜ぶことができれば、人のことも尊重できるようになります。
これは確かにそうですが、タイトルにある優れた人が不幸になると喜びを感じるのは極一部の人による明らかにひねくれた考えで、既成事実化も正当化もすべきものではない気がします。こんなこと思ったこともないし、絶対に友達になりたくないタイプですよね。
曰く福本伸行