この連載について
ついにあのアップルが、自動車業界にやってきた。EVと自動運転を武器に、アップルカーは自動車業界を破壊し、新たな王者に君臨するのか。それとも、トヨタを中心とする既存メーカーが地位を守るのか。アップルとトヨタを中心に、未来の自動車ビジネスを読み解いていく。
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Apple is among the largest companies in the world, with a broad portfolio of hardware and software products targeted at consumers and businesses.
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380 兆円
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アップルが最初に自動車事業参入を伺っていると報じられたのは2015年。実に6年前です。
時価総額世界一の会社とあって、自動車業界に大変革を起こすのではないか、と言われ続けてきました。
しかし、未だにアップルカーは世に出ていないし、そのアウトラインもわからないことだらけです。
そこでNewsPicksは自動車業界のサプライヤーなどを徹底取材しました。
今断片的に出回っている情報から、合理的に推察できる「アップルカーの姿」とはどんなものなのか。
イラスト解説とともにお届けします。
製造もそうですが、アフターメンテ網をどう築くのかが大きなハードルですね
記事にアップルが注目しているのは「SCiB」と示されていることが興味深い。これはチタン酸リチウムを用いるLibであるが、アップルカーの自動運転「Project Titan」の語源となったものだと聞く。Titanと聞くとTitanic(タイタニック)のように海に深く沈むイメージが先に来る。。。日産もこのネーミングで大失敗。これは冗談。
①自社で製造しないことの、バリューチェーンの行きつく先は?
電子機器では、EMSやファンドリーが一定普及した状態でAppleが伸びた(もちろんAppleの成長がEMSなどをさらに成長させ、ビジネスモデルを確立させた)。一方、自動車で他社の車を製造するケースは、Appleのパートナーとしてたまに出てきたりソニーの自動車を製造したMagnaと、資本・業務提携を結んだ自動車メーカー同士(例えばトヨタとSUBARU)。
電子機器では、EMSの成長と併せ、従来製造を行っていた企業が工場を閉鎖したり、またEMS企業に売却。自動車ではTeslaのNUMMI買収やRivianの三菱自動車工場の取得がその文脈。一方、成功例が出てくると、工場売却に保守的になる側面と、先に売ったもん・業態転換したものがちという側面が出てくる。電子機器ではPhilipsは家電メーカー→ヘルスケアメーカーに2000年代前半からシフトし、家電はファブレス化を進めた。
でもそれは製品サイクルが自動車より短い電子機器で、20年以上かけて起きた変化。自動車だとどれくらいかかるのだろう?
②誰が売る・整備する?
記事にもあるが、自動車は製造だけでなく販売・整備が重要。一般的にこの重要性は軽視されていると感じる。iPhoneの場合はキャリアを活用できたが、自動車はそういう形態になっていない。都市部中心のモデルであれば自社で集中的に店舗を出せるが、ユーザーが都市部以外に行くことは制御できない…
③本当にソフトで稼げるの?
Appleの売上の8割は、依然ハード。サービスの利益率は高いとは思うが、Androidと比較した価格差などからハードで稼いでいる。iOSのアップデートにお金は払わないが、自分はソフトウェアで稼ぐには懐疑的。自動車と組み合わせるアプリがこれから増えるかもしれないが、既にスマホで同様のことをやっていたりする中で、スマホと自動車の単価差も踏まえれば、ハード・ソフト比率は自動車の方が圧倒的にハードが高くなると思う。
④シティコミューターはAppleとフィットするか?
iPhoneで「再定義」したように可能性はあるし、現実としてニーズが大きいと思う。ただAppleはブランド企業で、一種「不完全」な、用途特化したものを出してくるのだろうか?
自動運転は突発的な状況が限定的な空の方が有利です。
飛行機にも既に自動運転が実現されています。
ヘリコプターは動力源が重く、
プロペラを複数装着することが難しいですが
電気とモーターなら、プロペラを複数装着する
ことが可能です。プロペラを複数装着して、
ヘリコプターより空中コントロールが安全な
ドローン型の有人飛行車も可能になるわけです。
残りは安全性の担保と、空の交通路の整備です。
自動運転さえ実現すれば、Appleエコシステムで
走るiPhoneが実現できるでしょう。
もうAppleには空くらい飛んでもらわないと。
普通に調べられる情報から調べていくとLinkedinには多数のテスラ出身者がAppleに参画して製品開発をしていることがわかる。