波乱相場で異変!「時価総額ランキング」TOP100
東洋経済オンライン
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ランキングを眺めると如何に日本でグローバルなIT企業が育っていないかがよく分かります。77位までスクロールしてようやく楽天がランクイン。ソフトバンクGは2位ですがIT企業ではなく投資会社。爆進を続ける米国のトップ10の半数はIT。
ITという超強烈な追い風に帆を上げずに手こぎで対抗するようなもので、デフレ失策とかマクロ云々といったことよりももっと本質的な稼ぐ力が相対的に弱くなっているだけだと思います。
注目のコメント
例えばソニーとパナソニックといった、比較的もともと近い分類だった企業の差異を観ていると、どのようにこの間、変革を続けてきたのか、興味を惹かれます。
もちろん、米国株と比較すると日本のトップのトヨタが36位で、まだまだ日本企業のグローバル市場での評価は低いのがわかります。この差はまだまだ埋めがたいものがあります。時価総額を上げることが必ずしも企業経営の目的ではありませんが、ただ、将来性を感じられる企業を生み出していくためには、どうしたらいいのだろうと思います。
大きな企業政策的な問題もありますが、一方で、小さいことの積み上げの差異として捉え直して、具体的に手を講じることが必要に思います。危機感とかトップのビジョンやら覚悟やらとか、そういう雑な議論をしている段階ではなく、具体的な万人の変革への取り組みを重ねる必要があると思うのです。
このランキングの中でじわじわと順位を上げている企業の中に、そういうヒントが有るのではないかとも思います。