アメリカ支えた石油の都、いまエネルギー転換の「首都」に テキサス・ヒューストン
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米国でもっとも広く、最大の石油産出州で、かつ有数の再エネルギー開発州でもあり、農業も盛ん。最近ではトヨタやエクソンモービルなどの大企業の本社が次々移転し、税金も物価も高いカリフォルニアから人も移動。一大産業集約地になりつつある。
そんな、なんでも持っているテキサス州ですが、もともとメキシコ領だったのが1836年にテキサス共和国として独立し、1845年にアメリカ合衆国に併合(カリフォルニア、アリゾナも元々メキシコ領)。その後、南北戦争時は連合国側についたことで1861年に合衆国を離脱し、1870年に復帰した。
州の中で唯一領土割譲ではなく条約によって合衆国に加盟し、唯一州旗(星一つなのでlone star stateとも呼ばれる)を合衆国旗(星条旗)と同じ高さに掲げることができる。
その様な経緯があるため、テキサス州は合衆国連邦の中で唯一離脱規定のある特殊な州であり、非常に独立心も強い。
2月中旬に起きたテキサス州の電力危機も、テキサス州が過度に独立的なグリッド運営をしていたために起きたという見方もある。
共和党が多いテキサス州議会では、昨年の大統領選挙のプロセスに不満があり、そのために今年11月にテキサス州の独立の議論を問う住民投票を行う法案HB1359が議会に提出されていますが、、、どうなることやら。ヒューストンはエンロン破綻直後に一回だけ行きましたね。松本零士的な荒涼とした土地に超高層ビルが建ち並び、ある意味アメリカの象徴のような光景の印象が有ります。
エンロンは不正会計で2001年に破綻しましたが、翌年ビジネスに虚数の概念を持ち込んだとしてイグノーベル賞を受賞してます。
エンロンオンラインはマッチポンプな売り買い同時並行プラットフォームで、エンロン自らがプレーヤーとして電力や排出権などの似非市場として成り立っていたのが懐かしい。日経でも画期的なビジネスモデルとか言って紹介されてましたね。
今も画期的な動きが喧伝される状況で、グリーンウォッシュ企業が告発される素地が出来つつあるとも言えそう。全米最大の産油地であるテキサス州。中心都市ヒューストンが昨年、「世界のエネルギーの首都が世界のエネルギー転換をリードする」と宣言しました。きっかけは2017年の大型ハリケーン「ハービー」による被害。石油ガス産業の将来が不透明な中、産業転換をはかる狙いもあります。
(トップ写真のキャプションで「1936年のテキサス独立戦争」とあったところ、1836年の誤りだと指摘を受けました。その通りです。失礼しました。修正済みです)