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胴体をぱかっと開けるのは、飛行機にとっては大変なことです。
まず、胴体はそれぞれ輪切り状態のフレームと横に通すストリンガーで構成されますが、ストリンガーをぶった切ってしまうことになるのでその周辺は特別に強化しておく必要があります(もちろん飛行中のロック機構についても特注での開発が必要です)。
また、操縦室からの操縦ケーブル(今はフライバイワイヤなので電気系だけ繋がっていれば良いですが、昔は翼の舵面までそのままつながるケーブルで操縦していました)や電気系はもちろん、切る場所によっては油圧や圧縮空気の配管も通さなければなりません(特に胴体の後ろを切る場合にはそうしたものも影響します)。
グッピーのような特殊な用途の機体はともかく、いわゆる商業用の輸送機ではそこまで複雑な開け方はしないようになっています(側面ドアのみが開くか、操縦室が高い位置にあり、その下の機首部分のみぱかっと開くタイプ)。おそらくですがグッピーのような機体は耐空性審査も機体ごとに特別に行われていて、型式証明は得ていないのではないかと考えられます(エアバスのベルーガおよびベルーガXLは、操縦室の位置を下に置くことで飛行機のおでこが開けば良いようになっており、これで型式証明を取得しています)。いわゆる貨物機としてはグッピーのようなものは運航事業者としてはちょっと面倒に感じます。
A380の貨物型がうまくいかないのもその辺りに理由があり、操縦席が1階の低い位置にあるため操縦席ごとパカっと開けるしかないのがネックとなっています。技術的には可能でも、もろもろの開発費用をかけて耐空性審査を取り直してまでやることか?と言われているわけです。側面ドアを採用すればもしかしたら、ということもありましたが、これも2階席部分の床を全て取り払って特別に補強する必要があり、結局同じ壁にぶつかる、という状況です。マスクが足りない時期にそれ専用で運ぶ用途には使えましたが、せいぜいその程度の活躍しかできないのであれば、貨物機としては他の機体を使った方が早いというのが実態です。
グッピー、懐かしい!
Airbusで使われていたが、Boeingの機体が元だったというのが本当に面白い。というのはAirbusはA300が初の機体で、それを作るためにグッピーが必要だった。
後継のベルーガはA300ベース。そして記事の写真はベルーガではなくベルーガXLというA330ベースのもの。A350生産のために、比較的最近投入されたはず。
いやぁ、ドリームリフター(747ベースの787などの部品を運ぶ機体)など含めて、こういう輸送機は通常とは形が違ってワクワクする!
そしてTakahshiさんのコメントは確かに…こういう開き方ができるのであればA380が貨物機として最強になる可能性。2階建てなので、真ん中の床が多分構造としてはかなり重要だと思い、それを構造的に取り除けないのだとは思うが…

〈追記〉皆さま、コメント有難うございます!谷村さんや_ nemuminoさんのコメント、特に型式証明・耐空証明やケーブルについてになるほどと唸らされました。あとは時代背景もあるかも知れず、どんな産業も実運用などの経験蓄積を経て、より安全性が高く利便性が高い設計をするようになり、確かに現在の要件にはこの開き方は合ってないのだろうと感じました。
こうやってコメント欄で、自分が大好きな飛行機で楽しく学ばせていただき、感謝&嬉しいです!〈追記終〉
ボーイング(英語: The Boeing Company)は、アメリカ合衆国に所在する世界最大の航空宇宙機器開発製造会社。1997年にマクドネル・ダグラス社を買収したため、現在アメリカで唯一の大型旅客機メーカーであり、ヨーロッパのエアバス社と世界市場を二分する巨大企業である。また旅客機だけでなく、軍用機、ミサイル、宇宙船や宇宙機器などの研究開発、設計製造を行う。 ウィキペディア

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