CO2回収が鍵となる!?デンソーの『カーボンニュートラル』
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車の排ガス浄化、排熱活用、熱マネジメント技術を応用した『CO2循環プラント開発』のトピック。
例えばCO2の回収=吸収に対して車の排ガス処理で使われる「NOx(窒素酸化物)などの有害物質を触媒に吸着させる技術」を応用するなど、一般的には分かりづらい車載技術を駆使して、環境問題に取り組むアプローチが紹介されている。特にガソリン等の内燃機関の車に必要な「熱マネジメント」の考えを、CO2循環プラントと工場全体のマネジメントに繋げる取り組みはシステムサプライヤーらしい発想。
経済性を含めた実現課題は多そうだが、環境問題に対する具体的な動きとして大変興味深い。もはや、気候変動が世界的に取り組まなければならない課題であることは言うまでもありません。とはいえ、CO2の排出を前提とした経済のシステムで生きてきているなかで、気候に与える影響を下げていくのは困難であるのも事実。こうした課題に取り組むのが、CO2を循環させるための仕組みの構築。様々な産業のなかでも製造業は、ものづくりの過程でCO2を排出します。それをいかに減らしていくかは大きな挑戦です。DENSOさんの「CO2循環プラント」の取り組みは、製造業をカーボン・ニュートラルにしていく挑戦として応援したいですね。