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ただ全て通通になるとほぼ全員セクハラになるのでリミッターがつくのでしょうが、しかし人間ってすごいですね。人々が1つの生命体のように文字通り繋がる日もそう遠くはなさそうです。
では、何故、このビデオが衝撃的なのでしょうか?それは、「システム実装までの速度」と「明確なビジョンに基づく適切なチーム構成」が端々から感じられるからです。
ビデオにある通り、サルは1024チャネルの「N1 Link」と彼らが呼ぶ、完全ワイヤレス・Bluetoothでのデータ伝送のシステムを用いて、自分の思考のみによってゲームをプレイできるようになっています。ブレインマシンインターフェイスの専門家である、Paul Nuyujukian教授の解説が極めてわかりやすいのでリンクを下に貼っておきますが、彼らがこの実験を行なったのが、2021年4月2日。そこから一週間程度で、このプレスリリースに至っています。
2019年7月のNeuralink Launch Eventで、初期段階のビジョンを明確化し、チームをリクルートしていた時から、たった1年半でここまで来たことが納得できるスピード感です。
Nuyujukian教授は、このデバイスそのものが、電力効率・データ転送の面から見ても極めて優れたものである事を解説してくれています。優秀な神経科学者・脳外科医・エンジニア・プログラマーを抱えたNeuralinkが、「大規模神経活動の記録と、デコーディング」という現状の明確なゴールに向かって、爆発的な資金力を持って最短距離を走っている様子がわかります。
彼らのビジョンがどこまで拡張されるのか分かりませんが、1024チャネルのチップを運動野だけでなく、脳の皮質各所に埋めていった結果、どこまで脳機能が拡張できるのかにとても興味があります。
Neuralink Launch Event
https://www.youtube.com/watch?v=r-vbh3t7WVI
Paul Nuyujukian教授による解説
https://www.youtube.com/watch?v=rzNOuJIzk2E&t=1s
先月は、Facebookが開発中の「人の考えを読む腕時計型デバイス」のデモ動画が公開されたり、ブレインテックがホットになりつつあります。
https://gigazine.net/news/20210319-facebook-mind-reading-technology/
日本も、脳のサイエンス領域では世界をリードしているので、テクノロジー領域でも頑張りたいところです。
実際に研究ではNeuralinkではないですが、人の脳を使った研究事例もあり、スタンフォード大などでも下半身不随の方の脳に電極刺してコンピュータ操作出来る様にしてる実験動画などはありまして、brain machine interfaceという分野として注目はされています。
https://youtu.be/9oka8hqsOzg
ブレインテックに関しては明るくないのですが、この技術の延長上に、麻痺障がいがある方を救いたいという想いがあるみたいですね。
一時期、「BMI(ブレインマシンインターフェース)」という言葉を耳にしました。
脳と情報通信機器をつなぐ技術ですね。
▼脳の見える化「ブレインテック」は何ができる? 懸念点、国の取り組み・企業事例も
https://www.sbbit.jp/article/cont1/38093#head3
上記サイト内のカオスマップを見ていると私が聞きなれないだけで、様々な企業が参入している分野なのですね。
今後の成長は目が離せないですね。
▼まとめ
・イーロン・マスク氏が2016年に創業した米Neuralink
・神経記録・データ送信チップ「N1 Link」を開発している
・9歳のマカクザルが脳だけでお気に入りのゲーム「Pong」をプレイ
・約6週間前にN1 Linkを埋め込んだ
・麻痺のある人がスマホを利用したり、歩けるようになったりする
さらに勉強してみます。
機器の操作より、脳内のセロトニンやドーパミンを観察したり、操作したりという用途だったら、やってみたいと思いました。
かなり怖くもありますが。
機器の操作については、
脳のホムンクルスからすると、圧倒的に手の運動に関わるニューロンが多いはずで、
http://web2.chubu-gu.ac.jp/web_labo/mikami/brain/32/index-32.html
操作をするなら、手の表面電位を読み取ってもよいのでは、と思わないでもないです。
筋電義手をはじめとして、皮膚の表面電位を読み取る技術は多くあります。
身体をいじることには抵抗のある人も多いと思いますが、世代が変われば常識も変わる可能性もあるかと思います。
あるいは、SFで題材にされていますが負傷の治療としてサイボーグ化して超人になる、という世界がやってくる可能性もあるように思います。
人間が純粋でいられるためにも、
発展してほしい技術のひとつ!!
チップを埋め込んで、
「自分が幼かった頃(どんな頃でもいい)に聞いたメロディを、
ふいにデバイスから流してくれる」機能がほしい。
AIが人間を純粋な人間らしくしてくれる
可能性だってあると信じたい!
イーロンマスク氏は誰もが無謀だと思う夢を大っぴらにして、着々と実現していくを繰り返しています。毎度、発表される進捗に世の中は驚き、その分野への注目が集まる。
いいサイクルを回していますよね。
「彼なら無謀な夢も実現してしまうのではないか」
そう思わせる何かがあります。
自分の意志と言えないくらい既にいろんな媒体で行動様式を支配されてたりするわけですが、流石に脳は…。技術に善悪はないのはその通りですが、現代はあらゆる理由を付けてとにかくスケールさせる流れが強すぎて、自分が後期高齢者になる頃には選択の余地がないくらい当たり前になってそうでとにかく怖い。