ユーロ圏、長期的な成長リスクは後退している=ECB総裁
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先刻の金利上昇に対する挑発的な発言が良い例ですが、最近、ラガルド総裁はヤケに強気です。強い指導者を演じているとも、実際に自信があるとも言えます。
確かに統計上、我が国よりもはるかに、ワクチン接種は進んでいます。あのワクチン嫌いと言われるフランスより、我が国はワクチン接種が進んでいない、というより、始まってすらいない。
我が国は自粛でかなり医療需要を抑え込んだわけですが、この間にワクチンに関しては、まるでダメでした。行動制限とワクチンが両刀であるにもかかわらず、また医療先進国を自称したにもかかわらず。
ワクチン接種率が高い経済ほど、景気回復期待から通貨が買われていると言う話もあります。
こうした点について、素直に問われるべきではと思います。東京は間もなく、蔓延防止措置に入ります。ラガルド氏は、「パンデミックによる下振れリスクは短期的には残っている」、「ECBが昨年開始した緊急プログラムの18億5000万ユーロは、必ずしも全額が使用されるわけではない」等々と述べていた。