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米、イラクから戦闘部隊撤収へ=戦略対話で合意

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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    そもそも米軍のイラクからの撤退は、トランプ政権の時点でイラク政府と合意していたことで、バイデン政権になったからといって米国側が反故にできることではありません。
     今回の米国とイラクの戦略対話は、むしろこれまでの合意事項を確認しただけで、そこから先の進展が全くなかった、というのがポイントです。米軍の撤退について、これまでの合意を確認しただけで、タイムスケジュールについての新たな合意などは全くありませんでした。米軍のイラク駐留に関する地位協定の破棄や改正についても全く声明はありませんでした。
     バイデン政権としては、むしろイラクへの関与を継続する方法を探っているというように見えます。対イラン外交を考えても、隣国のイラクに米軍の駐留を続けるのは、重要な要素です。
     イラク国内の世論としては、米軍の撤退を求める声の方が多いといえます。とりわけ親イラン勢力が米軍の撤去を強く求めています。


  • 金融機関勤務 永遠の若手 なし

    何も新しいことをしていなくても画期的な進捗があったように見せることができる例。


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