ローソン 中国展開を強化 2025年度末までに1万店 拡大する方針
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上海現地オフィスの1Fにローソンがある。出張時にいつも使っている。朝、ビル内に通勤にくる若者でいつも列と作っている。上海のローソン、ファミリーマートとセブンイレブンは、中国ローカルブランドのコンビニより、やはり店内のきれいさや、仕入れた商品の良さ、さらに店員さんの態度(サービス)はいずれもレベルが上だ。その中で、ローソンはさらに突出している。間違いなく日本の仕組みやサービスの移転や導入を一生懸命やっているであろう。ただし、日本より普及度の大きいフードデリバリー、さらにアリババ傘下の盒馬鮮生(フーマー)のような、宅配サービスとスーパーを融合した新しい業態(ニューリテール)もどんどん成長している。こうしたニューリテールは、AIも積極的に活用しており、中国ならではの独自の進化を遂げて成長している。ローカルコンビニは、今はローソンに負けているが、アリババなどが展開するオンラインとオフラインが融合するニューリテールの中に組み込まれたら、また別の様相が見えてくるかもしれない。日系の小売業が中国で成長していくには、こうした中国のニューリテールに対応する戦略も問われているのでしょう。
注目のコメント
日本はどのチェーン店も2018年くらいから新規出店は難しく、可能なのはスクラップ&ビルド、つまり既存店を閉店し近隣で駐車場を広く取れるところで再オープンし、多少の平均日販を上げることしか出来なくなっていると見ます。
それと比べて、新興国はまだまだ新規出店の可能性が大きいので、海外への投資額を拡大するのは、当然の流れだと思います。
そこで忘れてはならないのは、米国と中国のAIテクノロジーの圧倒的進歩です。日本は大変遅れています。AIをフル活用したコンビニを米国や中国の企業が作ってドミノ倒しが起きないように先に手を打つことが大事だと感じます。
しかし僕は、日本のコンビニチェーンは圧倒的なアドバンテージがあると思っています。なぜならAIはデータがあってこそのテクノロジー。日本のコンビニは昔から既にDXは進んでいて、日々のデータ蓄積量は半端ありません。
これに加えて、人の動きや環境変化データも取り込み、レジだけではなく全ての工程でロボットと人との協業を行えるようにしたら、米国、中国が追いつく前に、世界を席捲できるだろうと期待しています。コメントはいろいろあるとは思いますが。。
①中国市場において日本のコンビニ三強は揃って展開していますが、先行していたローソンが最近強い施策を打ち出せていなかった。
②IT強化された中国で無人店舗の定義はまだ流石に固定できておらず、サービスレベルを下げない無人店舗という実験ができそうな立地
③プレハブ的なお手軽出店のソリューションが整理されつつある。また病院や大学など日本ではまだまだ積極展開できない分野の出店がそれほど難しくはない
こういったメリットを享受しないと残りの2強プラス現地コンビニには勝てなくなってきているということでしょうか。うまく日本にもフィードバックしていただくのを期待したいです。日本と中国のコンビニを比較すると、優れている点が明らかに異なります。
だから日本企業は中国で事業展開し、特にデジタルテクノロジーなどを日本でのオペレーションに取り込むことで、事業全体のレベルアップを図ることができると思われます。