30年削減目標、40%台で調整 温室効果ガス、35~45%案も
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日本の2030年温室効果ガス排出削減目標、政府が40%台減らす方向で調整しているという。政府内には35%〜45%減を推す声もあり、決定まで曲折も予想される。しかし気温上昇を1.5度Cに抑えるには30年までに60%以上の削減が必要とされる。6月のG7サミットまでに固める方向。来週のバイデン大統領・菅首相会談で焦点となるでしょう。
注目のコメント
数字の引き上げレースになっている現状を考慮すると、従来のようなボトムアップの積み上げ方式では対応できず、トップダウンの政治判断が求められています。バイデン政権の顔をたてる上でも政権中枢は40%台は死守したいと考えているのでは。欧米の2030年目標をみるとEUは55%減(1990年比)、英国は68%減(同)を公表済み。月内に発表見通しの米国は50%減(2005年比)あたりがラインとみられています。