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「嫌われる勇気」の著者である古賀史健氏の文章術。

「桃太郎を10枚の紙芝居にまとめる」「百貨店の1階からあがっていく体験をつくる」ーコンサル時代に報告会に向けてやっていたことに似ているな、そう感じました。

コンサル時代、インタビューを通じて得たものを仮説に落とし込み、次回報告会に向けての前半戦で、まずその報告書の構成を作っていました。
構成とは具体的には「各スライドのメッセージ」と「その並び」です。中身はまだ書かれていないことだらけです。

その後に仮説検証を進め、中身を埋めていく。検証の結果、仮説が違えばメッセージを書き換えたもので置き換えていく。
そして最後まで繰り返し全部を俯瞰して、スライドを並び替え、つなぎ目なども整えていく。

まさに「桃太郎の紙芝居」です。

一方で、コンサルの場合は必ず相手は決まっていて、その資料を読むことが前提になっている点では、少し違います。だから「百貨店の1階=化粧品コーナー」が必ずしも必要ではないのです。

ここで説明されている文章術は、読者に離脱させずに最後まで読みきらせることも目的になっています。ただ、コンサルの資料は、課題感があって高い金を払って買っているので、相手は必ず読みます。

だから百貨店もオーダーメイド、特注で作ります。相手が化粧の不要な人なら、百貨店の1階のような華美なものは取り払うでしょうし、腹を空かせているならレストランフロアを1階に持ってくるでしょう。

ただ、ハッとさせ、ひとつひとつ細かに見せていき、最後にゆっくり咀嚼してもらうーーそんな「全体を通じた体験」という概念的な部分では、やはり似ているようにも感じます。

書き方というのはとても人柄が出るので面白いものです。
今日もまた神回。
「紙芝居」というのは抽象化だと思う。『僕がライターの仕事を「書くのではなく、コンテンツをつくる」と言っているのは、まさにそういうことです。』とあるが、コンテンツは情報ではなく意図をもって整理されたもの。
下記の具体・抽象というNP編集部の記事で紹介したが、これは解像度を上げていくことそのものだと思う。その行き来によって、構造が分かり、具体が分かり、大量の具体を「つまるところなに」とも表現できる。そうなっているからこそ、コンテンツという意図をもって整理されたものになるし、そうしていくには時間がかかる。特に自分が興味がある分野に関してこれを重ねていくことによって、世界観・見立てができて、自分自身の理解もアップデートされて、より良いものになっていくと思っている(記事の「弓を引く時間が長ければ、遠くまで届く」の文脈)。
https://newspicks.com/news/5662668

そのなかで、百貨店のアナロジーは興味深い。それは良いウェブサイトのトップページから始まる構造にもつながると思う。
最初にワクワクできる。その後の構造が直感的・無意識的に分かりやすい。店舗マップやナビゲーションでも整理されている。一個一個の売り場も意図をもって整理されていたり、置いてあるだけでない。何をどこの階に置くかでシャワー効果などの設計もある。
逆に同じ百貨店やウェブサイトというものであっても、整理・意図の深さによって、全く違う結果になるとも言える。情報がこれだけある時代だからこそ、情報へのアクセスコストは圧倒的に楽・安くなっている。一方でそれを咀嚼したり伝えるところは、まだまだ付加価値が残っているところだと思う。
文章を構成するうえでの「百貨店構造」というのは「なるほどー」と思わされました.これを意識することで文章も変わっていきそうです.推敲に関しては,本当に重要です…もっとも,一番響いたのは『ほとんどの場合、「筆が早いか、遅いか」というのは、書き始めるまでのグズグズが長いか短いか』というものでした.図星を突かれすぎて直接言われたら泣きそうですが…
この取材をした後は「言い訳できない」と強く感じました。世に出す前の原稿は、当然ながらもう一度自分の目で見直すのですが、そのチェック作業に妥協はないか。こうした作業の積み重ねが「残る文章」を生むのだと思います。
白く輝く、ズッシリとした厚みの本。
これから読みます。

「現実から隔絶された、圧倒的な異世界が、百貨店の1階にはある」
百貨店の一階は「異世界」の始まり。
地下鉄から直結で、地下一階が「異世界」の入口となることもありますね。
ひとつの世界観の入口となるフロアの作り方は、本に限らず参考になります。
「世界観」はよく使われる割に、そのつくり方が知られていない言葉のひとつです。
「言葉で説明するためには、話の内容をいったん抽象化して、自分の中で再構築して、言語化しなければならない。」アウトラインを制作するためには、抽象化というプロセスが必要ですが、これがなかなかむずかしい。まとめる力とボキャブラが必要です。
コンサルでは、まず大きく3つの30-40文字の文書で説明するとしたら何を言うか?というような「トップダウン思考」と、超具体的な内容でインサイトのある内容として何を言うか?という「ボトムアップ思考」を繰り返すことで、最終的に伝える文章の構造と内容を磨き上げます

レベルの高いチームの中で、高い頻度、高い緊張感の中でそれを行うので最終的には価値のあるワードが作れていました
週末から野村進さんの「調べる技術・書く技術」を読み返してたところに、古賀史健さんの「取材・執筆・推敲」の出版。
読むしかない。個人的にnote始めようと思ってるので、書籍もこの前後編もしっかり読み込みます。
「ライターのライトとは、writeでありlightでもある。」
これは至言。
百貨店の導線を意識したことがなかったのですが、言われてみれば確かに…。
順番に書いた資料を逆向きに読んでみるはいいですね!
これだけのデジタル時代になっても、書く技術は常に必要とされます。
なのに、手軽に書いたものを出せるようになったので質の低下はありますよね。
プロのライターの教えを参考にスキルを高めたいです
百貨店のたとえは感覚的にとても腹落ちしました。
この連載について
まるで預言者(プロフェット)のように、新しい時代のうねりをいち早く紹介するNewsPicksのインタビュー集。本質を見抜く視点を毎週つむいでゆくことで、ちょっと先の未来を覗こう。