【新発想】テクノロジー企業が、養豚ビジネスに殺到中
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文中に出てくるCPI(中国豚肉指数)については、以前コラムでも書かせていただきました(※)。
グラフを見ればわかりますが、豚肉価格は2019年11月にピークを迎えた後に、多少上下しながらも高止まりしており、いつものピッグサイクルに狂いが生じています。庶民からも不満の声が漏れ聞こえます。
豚肉は中国の「国民食」です。供給・価格の安定は国家の安定にもつながると言っても過言ではないと思います。
ここにテック企業が参入し、独自のテクノロジーで社会問題を解決することは国家としても望んでいるため、規制で企業を縛ることはしません。
年初に発表される重要政策方針を記した「1号文件」は、2004年以降18年連続で「三農問題」(農村、農業、農民)です。ここに中国最大の社会問題がありなかなか解決できませんでした。
今回の養豚の事例のようなアグリテックによる「三農問題」の解決が期待されています。
※食卓から消える中国の「国民食」~高止まりする中国豚肉指数(CPI)
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00109/00015/
注目のコメント
新連載「Think Different, Later」が始まります。「PDCAでは遅すぎる、パーフェクトなプランを作ってから動くのではなく、動きながら考えろ」を実践する、パワフルな企業や創業者たちのストーリーをお伝えします。
第1回は「AI養豚ソリューション」について。ファーウェイ、アリババ、バイドゥなど中国を代表するテック企業たちがこぞって参戦するAI活用の最前線です。
中国を苦しめるチャイナ・ピッグ・インデックス退治から、AIによる新たな付加価値の創造まで、テックジャイアントがどう社会のペインポイントに挑んでいるのか、まさにDXのお手本です。これまで独自性、オリジナリティ、世界初、そんなものに拘ってしまい。「どうせコピーでしょう」と厳しい視線で取材していました。
デジタル後進国になりつつ日本の現状や、ともかく競合から学んでサービスを始め、厳しい競争のなかで工夫を重ねることで、いつのまにかオリジナリティが生まれる中国や他の新興国の現状を見るとそうした過度にオリジナリティにこだわる姿勢がそもそも間違いの根本だったのではと感じています。
著名VC「Yコンビネーター」の教えでも「誰もやったことのない事業?やめておけ。それより、多くの競合がいて未だに勝ち組が決まっていない事業こそチャンスがある」 と言っています。
そうした視点から、「Think Different(異端であれ)」より「Think Different, Later(やってから考える)」な事例を取り上げていきます。毎週水曜に掲載していきますので、フォローよろしくお願いします。
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https://newspicks.com/user/9846/最近まで知らなかったのですが、中国13億人の肉消費量はどんどん上がっており、実は中国は肉の自給率がすごく下がってるんですよね。そのため、南米などからガンガン輸入して、環境負荷などが問題視されてます。スマートなテクノロジーで、こうした食のサプライを効率化する分野は、今後さらに大きくなるよう思います。