そもそもの話として、日本の組織は異端の存在を嫌います。新入社員研修はその象徴的な例でしょう。会社の価値観や考え方を叩き込むことに主眼が置かれているから、似たような考えの人間しか育たない。そのような中でも、思考の客観性や批判眼に優れた人が稀にいて挑戦の必要性を感じ取りますが、そんな人は往々にして空気を読む事にも長けているのであまり突出しません。結局のところ、組織そのものに挑戦を奨励する風土がないと個人レベルでの実践は難しいものです。これは、個人のキャリアだけでなく社会全体のあり方を左右する事柄だと思うので、変革に意欲的な組織が多数現れてくれることを祈ります。
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