GAIA-Xとは何か、GAFAMも巻き込む欧州のクラウド・データインフラ構想
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GAIA-Xとは何か、GAFAMも巻き込む欧州のクラウド・データインフラ構想
寄稿しました。
欧州統合データ基盤プロジェクト「GAIA-X(ガイア-エックス)」が、2020年6月に正式発足されました。ドイツ主導で立ち上げられ、フランスとともに準備が進められてきたGAIA-X発足の背景には、クラウドコンピューティングやデジタルプラットフォームビジネスの分野で米国や中国の後塵を拝しているとの欧州の危機感があると言われます。今回は、正式発足から半年が経過し、2021年にデータインフラのプロトタイプの構築、運用を開始予定のGAIA-Xについて取り上げさせていただきました。GDPR施行前あたりから個人的に感じたのは欧州各国における保護主義が顕著に見えました。今回のご報告では実は北米、中国においてもプラットフォーマーにおけるデータの在り方がすでに枠組みとして明確であったが故に欧州も規制強化と共に連携してデータを含めたプラットフォーム構築に向かっているのだなと感じました。ただ、クラウドネットワーク、またデータそのものはGAFAとBATと比べこれからも欧州域内で構築、保護されるかと思いますがなかなか規制や基準が高いとなかなかコンセンサスを得るのも、そもそもの推進という局面も進めづらくなる。慎重に個人的には進捗を見守ると同時に日本も今後欧州とどのように歩調を合わせていくのかも気になります。貴重な情報ありがとうございます。
福本さんの記事、とても分かりやすかったです。
綺麗事ではありますが、かねてよりデータは公に開放されるべきだと思っている私的には、GAFAMの動きよりはGAIA-Xの思想のほうが魅力的には映ります。
データだけでなく、基盤自体やセキュリティルールも共有してしまおうという発想はEU圏で縛られている欧州だからこそ出てきたアイディアかもしれません。
今年は、Responsible AI(責任あるAI)の動きが各国で活発になると想定されていますので、そこらへんも今後「フェデレーションサービス」レイヤーに含まれてくるのでしょうね。