大手コンビニ 弁当などの容器 紙製に切り替える動き活発に
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紙素材は選択肢のひとつ
『脱プラ・減プラ』
多くの企業で検討されている、バイオプラスチックや紙といった代替素材への切り替え。
▶︎生分解性とバイオマス由来を区別する!
「バイオプラスチック」とは
「生分解性プラスチック」と「バイオマスプラスチック」の総称。
「生分解性プラスチック」
通常のプラスチックと同様の耐久性を持ち、使用後は自然界に存在する微生物の働きで最終的にCO2と水にまで完全に分解されるプラスチックと一般的に定義されている。
「バイオマスプラスチック」
再生可能なバイオマス資源を【原料として】化学的または生物学的に合成されたプラスチックと定義されている。
バイオプラスチックですが…実は原料によっていくつもの種類があり、その生分解性もまちまちで、水環境や土壌環境では分解されにくいというものが多く、海洋生分解性プラスチックは未だ開発段階。
コストが高いという導入に向けて立ちはだかる問題もある。
近年の紙製品は従来よりも耐水性・耐油性の高いものが開発され、プラスチック製品と変わらない強度のものも登場しています。
内側にPET処理を行い耐油性を高めたり、プラスチック製のふたを使うことで密閉性を高められる。
理解を深め、一歩ずつ👣
生分解性プラスチックの課題と将来展望 (三菱総合研究所)
https://www.mri.co.jp/knowledge/column/20190408.html
追記
過去が現在に影響を与えるように、未来も現在に影響を与える
注目のコメント
脱プラが加速していますが、私が思うのは「ポイ捨てをしない社会」「リサイクル100%の社会」の実現です。
プラから紙にした場合のコストは2倍では済みません。
さらに紙製の容器の内側にはプラスチックコーティングがされています。
根本的解決策を考えて取り組んでいかないと表面上だけ「解決した風」になってしまうと思いますサラダ全品の容器をバイオマスプラスチック等の環境配慮素材に切り替えたファミリーマート。シャンプー等の量り売りを一部店舗で始めたナチュラルローソン。食品ロスに着目し、お弁当・サラダ・おにぎりの包装を工夫するとしたセブンイレブン等、紙容器代替化に限らず、コンビニの環境配慮的な改革が進んできた印象です。社会的インパクトが大きく身近なコンビニだからこそ、小売業界や食品包装業界に影響を与え、生活者の意識改革に一躍買う面も多く、期待が高まるところです。
紙容器といっても、現在食品容器に使われるものは、ほとんどが樹脂コーティングされているものですので、完全なる脱プラスチックというよりも、社会への化石資源プラスチック投入量を少しでも減らすための施策です。
一足先に容器の脱プラが進んでいる欧州でも同じく、見た目では紙容器でもコーティングされているものや、堆肥化可能とされている素材が導入拡大しているものの、ポイ捨てが起こればプラ部分は分解されずに残ったり、堆肥化可能なものも実際は自然分解に長い時間がかかるということで、そのあたりの生活者の理解が進んでいないところが課題視されています。
新容器を社会に送り出す際には、ライフサイクル全体を見たうえで、どのような取り扱いや捨て方をすればよいのか、広くわかりやすく周知する必要があります(コンビニだけでなく自治体等からも案内が必要と考えます)。
また、現在はプラコーティング紙容器のコーティング部分を剥がしたうえでのマテリアルリサイクルは検討が進んでいない状況ですが、量が増えるに従って(理想を言えばこのような容器が社会に出る前から)リサイクル可能性についても議論が必要となります。紙の場合、コストと合わせて中身が見えないことも1つ課題になりそうに思いました。なので今のところの現実的なイメージは一部置き換えなのかと…。例えばファミマのお弁当は紙の容器でプラと違う高級感はありつつも、さすがに上蓋に不透明な紙は使えない。
紙容器と合わせて、透明性があり再生可能なプラスチックの採用などができるとより良いのかと思うのですがこちらは加熱時の耐熱性などが課題になりそうですね…