日本の「核のごみ」、カナダで受け入れ構想 元首相が関与
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カナダの公共放送CBCの報道だけに「構想」自体のFACTがあった上で、日本へのアプローチがどこまでのものだったかに関心があります。
いわゆる“核のごみ”を海外で処理する構想は、かつて毎日新聞も報じた「モンゴル構想」がありました。同じ時期に「モンゴル構想」に関与していると語る、都内の某中小企業経営者から話を聞いたことがあります。与党政治家の“タニマチ”を自称し、NUMOが研究する地層処分のパンフレットを渡され、モンゴルの中央砂漠付近に埋設する構想を語っていましたが、やはり実現どころか公式な議論の俎上にものりませんでした。
この記事で個人的に興味があるのは、最後に記されている「ウラン市場の停滞」との関連性です。核燃料のペレットの素である粉末状の濃縮ウランを、関東の某燃料製造工場で、間近に見たことがあります。アメリカから輸入されたものでしたが、採掘➝濃縮➝加工の全ての過程に関与した国と、その移動がIAIAに永久的に管理・記録されます。
今回はカナダの話でしたが、そこから濃縮し、燃料へ精製する過程で、アメリカの関与は不可欠で、今回もどこまでアメリカが関わっているのか、興味深いところです。ベースはカナダCBCの調査報道。毎日新聞の記事では日本の関係者もカナダ側から接触があったことを明らかにしています。ただ元記事でもカナダのどのレベルで検討がされているのかという肝心の点は明らかになっていません。
で、カナダでも大西洋側にあるここまでどうやって持っていくんですかね?
太平洋は何とか通ったとしても、もちろんパナマ運河など通しては貰えません。そうすると北極海を通るので、船を動かす時期はかなり慎重に見る必要があります。
また、このルートの場合にはUSA(アラスカ)とロシア(カムチャッカなどを含めた極東)との間を通ることになります。両国の許可が出るかは私は疑問です。