【完全解説】アップルカーは本当に「自動車」を変えるのか?
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HV技術が圧倒的に高いからこそ、EV化に遅れる日本。
エンジン車の技術が低いからこそ、EV化が進む中国。
この両者はわかりやすい。
怖いのは米国で、既存の技術もありながら、「EVの巨人」テスラやGoogle・Appleを抱え、国全体としては新領域へのシフトも最前線に居る形。
この米国・中国構図は、自動車に限らずですね。
・中国:既存技術ではビハインド。リープフロッグと政府トップダウンで新技術領域ではトップランナーを本気で目指す
・米国:既存技術も高いが、豊富な投資力を持つIT巨人企業(GAFAなど)が、新技術領域でもトップランナーを本気で目指す
この両国動きに対して、既存自動車ビジネスを熟知した人の反論として紹介されている
①安全性担保の難しさ ②アフターサービスの難しさ ③"今の"EVの環境影響
が、どれも「これまでの積み上げ」に立脚してしまっているところが気がかり。
その先行者利益がある間に、米中に負けないほどの投資で、EV領域でもトップランナーになることを目指す動きが取れると良いが、ガラパゴス携帯の二の舞にならないことを祈るばかりです…。
注目のコメント
自動車産業は唯一、日本が産業として世界で戦える分野でもあり、 機械とITの最先端が交差する、今取材をしていて最も面白い分野のひとつです。
その分野に、EVと自動運転を武器にして、ついにアップルが参入してきました。本特集では、新興勢力の狙いと、トヨタを中心とする既存メーカーの頭の中をレポートします。
取材をしていて感じるのは、まだ「アップルvsトヨタ」の結論は、出せないということ。アップルカーの衝撃もトヨタの反撃も、5年後、10年後にどうなっているかを、今の時点で正確に占うことはできません。
そのため本日のインフォグラフィックでは、現時点で把握できる情報を、とにかく冷静に盛り込むことに注力しました。後から見返せる、資料性の高いコンテンツになっていると思います。年初来、アップルの自動車参入報道が加熱しています。
時価総額世界一の巨人の殴り込みとあって、「自動車メーカーが下請けに回る」「自動車業界が破壊される」といった観測が次々と出ています。マツダや日産がアップルとの提携交渉をしているという報道が出た日には、株価が跳ね上がるなどもしました。
ただし、取材していると、自動車を熟知した人ほど冷めた反応を示します。曰く、アップルが殴り込みをかけてきたとしても業界構造がひっくり返るほど、車というプロダクトは甘くない、という意見です。
果たして、本当にアップルカーはすごいのか。NewsPicksは1ヶ月以上かけて関係者30人以上を取材しました。参入の背景から自動車業界の変化まで、冷静な分析を試みています。ぜひご一読ください。EVの現在が非常によく理解できる良記事。
つい最近テスラを試乗しましたが、ソフト中心で開発思想が全く違うなというのを改めて実感したとともにハード面についても凄い進化を遂げているなと感じました。多くの苦労を経て従来の自動車メーカーに追いついてきている(相当数を抜き去っている?)ように思います。
安全性やサービス網等の話がありますが、アップルやテスラはこれらもすごいスピードで解決していくのだろうなと思います。EVの特性やセンサーとの連携などを考えると寧ろ強みにすらなるのではと…
やはりOS、アプリ対決になるような気がします。アップルやGoogleがどんなOSを開発してくるか、自動運転以外のキラーアプリは何かというところに最も興味があります。みんな車で何をしたいんだろう… 基本性能、シンプルな機能、デザイン、そして値段に行きつくような。。