Lei Junの、XiaomiがEV進出を決定した際のスピーチを先週読みましたが、そのアントレプレナーとしての生き様からなぜEVでなぜ今なのか、非常にmake senseでpassionateなストーリーに心打たれました。JoyoをAmazonに売却(後のAmazon China)しエンジェルになり、ハードウェアエンジニアに戻り、安定的なキャッシュ($16B)をどうnext big thingにチャレンジングに投資していくのか。合わせて読むとXiaomiの真髄が分かるような気がします。 https://kr-asia.com/a-letter-from-lei-jun-starting-over-one-last-time psとてつもなくどうでも良いですがLei Junと誕生日が1日違いということがさきほどググってて発覚しました謝謝
「1995年、深圳市(広東省)は、驚くほど静かでした。開発が始まったばかりで、目ぼしいビルも有りませんでした」(記事引用)
奇しくも私が初めて中国を訪れたのも全く同じ95年の深圳市でしたが、受けた感覚は全く違いました。
クラクションを鳴らしながら道路上でひしめき合っている高級外車。レンガのような携帯電話を片手に、歩きながら大声でしゃべっている若者。その一方では、砂ぼこりの舞う工事現場で上半身裸で汗だくになって働く「農民工(出稼ぎ労働者)」。街角で必死に物乞いをするホームレスの子供たち。
私が感じたのは「静」ではなく、逆の「動」。激動の予感がありました。感覚は違えど、中国に魅力を感じたのは同じでした。巨額の資産を持つカリスマ投資家にまでなられているので、結果は大きく違いますが(笑)
シャオミ(小米)、バイトダンス(musically)、メイトゥアン(美団)。兆円企業の創業者たちの可能性を、なぜ誰よりも早く見つけて、巨額の投資リターンを出せたのか。
彼は「同じところで暮らしていたら、自分の思考をストレッチできない」と、繰り返し話しています。台湾に生まれ、米国、中国、シンガポール、南米など、ストレスを感じる異文化に身をおいてこそ、世界でおきている大切なシグナルに、反応するための土台と言います。
彼がやっているpodcast「Next Billion」も極めて面白い。ぜひ、ご一読ください。
https://nextbn.ggvc.com/
シャオミを始めととし有力案件を次々と投資するハンスには、アメリカ市場とは異なり、中国市場を見極める特殊なパワーがあるのでは?とインタビュー前には少し思っていましたが、いい意味で期待は裏切られました。インタビューで語られているように、マーケットへと深い洞察と、過去の起業家への深い貢献が生む好循環が彼を中国市場有数の投資家たらしめている秘訣でした。
彼の語り口はとてもパワフルで、私を含めこのインタビュー記事を通じて元気をもらった方が多いのではないかと思います。
当初のインタビューも、緊急の取締役会議が入ったといって延期になり、次にインタビューをする時は「この前に16個も会議をこなしてへろへろだー」と言いながらも爆速で、熱量高くお話ししてくれました。
非常に面白いのは、やはり彼のバックグラウンドを思いっきり生かして、強みにしているところです。中国への投資がレッドオーシャンでなく、まだまだ青い時に一気に飛び込んだ投資家の話は、「いかに早く見つけて張るか」その重要性を教えてくれるように思います。
Xiaomi創業者のLei Jun(雷軍)については、最近EV進出を発表したが、それに伴う下記のKrAsiaでの「手紙」がとても興味深かった。
Kingsoft時代に元々プログラミングが好きで好きでしょうがなかったのが、1998年に管理職に登用されて、しぶしぶながら受け入れて、しばらくやって採用がうまく行ったらエンジニアに戻ろうと思っていた。でも、同僚がHDDをフォーマットしてしまい、その瞬間にエンジニアへの退路が断たれ、管理職・経営を極めていくしかないと腹括りしたとのこと(バックアップは、とも思うが笑)。
Kingsoftと並行して、自身が創業したJoyo.comのAmazon売却の後のベゾス氏との会話も興味深い。
https://kr-asia.com/a-letter-from-lei-jun-starting-over-one-last-time
https://kr-asia.com/a-letter-from-lei-jun-starting-over-one-last-time
psとてつもなくどうでも良いですがLei Junと誕生日が1日違いということがさきほどググってて発覚しました謝謝
毎年、信じられないほど、街や国のカタチ、ビジネス環境が変わっているからです。
Xiaomiはスマホや家電を多く販売していますが、メーカーではありません。Xiaomiはスマホの設計・開発以外の大半を外部に委託し、企画〜設計〜製造〜販売のサプライチェーンをプラットフォーム化し、独自のエコシステムを構築しています。このエコシステムはXiaomiの今現在の最大の強みです。
EV参入を宣言したXiaomiは、数年後に今と違う市場、違うカタチでビジネスを進化していくでしょう。
> 人生において、正しい時に、正しい場所にいる、という瞬間があります。私はスタンフォード大学のおかげで、イノベーション中心の世界を、肌で感じられました。
これは本当にそうですね。