DXの本質は「デジタル化」にあらず

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「今までの『専門家』を『DX人材』にするのは、専門外の人とうまくコラボレーションできるコミュニケーション能力ではないか。」そう語るのは、デジタルプロダクトデザイナーの中村麻由さん。DX（デジタルトランスフォーメーション）の重要性が叫ばれる中、多くの組織が変革を追い求め「DX人材」の獲得を急ぐ。しかし、「よく見るDX人材系の記事で挙げられるスキルは技術系やPMが多く、デザインについて言及されていない印象がある」と中村さん。DXはただ組織を「デジタル化」すれば良いものではない。「いかにlost in translationを避けながらビジョンをユーザーが手にするプロダクトで実現できるか。」外部から人材を集めるだけでなく、「こうありたい」というビジョンを整理し、その上で組織に所属する全員の「デジタル力」を高め変革の担い手とすることが理想ではないか、と語る。

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