テスラのEV世界販売2.1倍 1~3月、中国生産車が好調(写真=ロイター)
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注目のコメント
14億人の市場を抱えている国は強いですね。
ただ、逆に見ると、中国がどんどん再生可能エネルギーに舵を切る中でという視点も忘れてはいけないと思います。そして、中国のような統治体制の方がこうした転換は早く、EVなど次世代エネルギーの社会実装で中国の存在感が増して来るように思います。
イーロン・マスクが先月24日に新華社の取材に答えています。
「(中国が2025年までに排出量を18%減らすという)目標は、とてもアグレッシブで、素晴らしいものだ。他の国もこうした目標を打ち出すべき」と語り、また、将来的に中国は生産拠点としても市場としてもテスらにとって最大の国になると語っています。
(http://www.xinhuanet.com/english/2021-03/24/c_139831978.htm)
一方、バイデン政権について、イーロン・マスクは炭素税の導入を提案したが、「あまりに政治的だ」と断られたとも語っています。
(https://www.businessinsider.com/elon-musk-carbon-tax-biden-administration-rejected-tesla-spacex-2021-2)
中国市場の存在感ということで言うと、ガソリン車への依存が高いフォルクスワーゲンが中国での排出権をテスらから購入することに合意した、というニュースも最近報じられました。
(https://www.reuters.com/article/us-volkswagen-tesla-china-exclusive/exclusive-volkswagen-to-buy-credits-from-tesla-in-china-to-comply-with-environmental-rules-sources-idUSKBN2BO542?il=0)年間販売台数200~300万台規模の自動車メーカーに育ってきましたね。世界販売8000万台として200万台でも4%です。内燃機関メインの中堅自動車メーカーと肩を並べる規模です。マツダ、スバル、BMW等の台数を超えるのは時間の問題でしょうか。米中に加えて欧州への進出も期待したいですね。
ピュア電気自動車の世界シェアが1割に到達するのは2030年より前になる可能性も出てきました。四半期18万台で、単純にこの調子で推移すると、4かけて年間72万台。コア部品の調達や生産性向上の課題を乗り越えないと、一本調子にはいかないかもしれませんが(^_^;)
「米テスラが2日発表した2021年1~3月の電気自動車(EV)の世界販売台数は前年同期比2.1倍の18万4800台となり、四半期ベースで過去最多を更新した。」
●2019年度 自動車世界販売台数(単位 万台)
1位 フォルクスワーゲン(ドイツ)1,097
2位 トヨタ自動車(日本)1,074
3位 ルノー・日産・三菱連合(日本・フランス)1,015
4位 ゼネラルモーターズ(アメリカ)771
5位 現代自動車グループ(韓国)719
6位 上海汽車(中国)623
7位 フォード・モーター(アメリカ)538
8位 本田技研工業(日本)517
9位 FCA(イタリア)441
10位 PSA(フランス)347
11位 ダイムラー(ドイツ)334
12位 スズキ(日本)300
13位 BMW(ドイツ)253
14位 長安汽車(中国)176
15位 マツダ(日本)149
16位 吉利汽車(中国)136
17位 長城汽車(中国)106
18位 SUBARU(日本)100
19位 BYD(中国)46
20位 テスラ(アメリカ)36