【ミャンマー】国軍、無線ブロードバンド遮断を指示
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「ミャンマーの人々のためにできる支援は何か?」と考えた時、最も効果のあるものの1つは、衛星通信のできるインターネット機材を提供することでしょう。PCを有線でつなげばネットに接続できますが、それができる環境にいる人は、ミャンマーでは多くありません。スマートフォンでネットを見るのが一般的です。
ミャンマーでは、クー・デタ後の2月6日から、夜間のインターネット遮断が続いてきました。最近では、昼間もネットに接続できないことが増えています。
ネットが無ければ、ラジオで外国の放送を聞く、という、何十年も前のやり方に頼らざるをえず、実際そうする人が増えています。これは・・・ 国営(実質軍営)のグローバルニューライトオブミャンマーでは、つい先日、ネットはあらゆる産業で使われているので遮断しないというミンアウンフラインの発言が報じられていたのですが。この報道では詳細がわかりませんが、無線ブロードバンドですので、あらゆるネットが遮断される訳では無さそうですが、それにしても。
モバイルインターネット、無線インターネットがNGとなると、生き残っているのは固定ブロードバンドかと思いますが、ミャンマーの固定ブロードバンドの普及率は100人あたり0.24人で(2018年時点)、東南アジアで最低水準です(次はラオスで1.06人)。
モバイルインターネットが遮断された時点で多くの人がインターネットへのアクセスを奪われた格好ですが、今回の措置により、ネットへのアクセスを持つ人が(統計上は)ほぼいなくなる計算です。残るはほぼ業務利用のみでしょうか。。。
尚、上記の固定ブロードバンドの普及率の出所はITU(International Telecommunication Union)ですが、下記リンクの世界銀行のサイトが見やすいです。
https://data.worldbank.org/indicator/IT.NET.BBND.P2?locations=MM