仏、全国で3度目のロックダウン入り 学校も閉鎖
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フランスに住んでいる者です。
つい最近夜間の外出禁止(18時から午前6時以降の外出禁止)からロックダウン(夜の19時からは完全外出禁止)になったのですが現状はそんなに厳しく取り締まりが行われていません。
コロナ対応に追われている医療現場と政策と国民の危機感が全く交わる気配がありません。
実際にフランスは1日新規感染者4万人超え。数字だけを見れば完全封鎖(昨年春の1回目のロックダウンのような厳戒態勢)をするしかないです。
ICUはパリは100%をとっくに超えておりフランス全体でも95%の占有率。僕が住んでいる北部では気候的条件も影響してかパリに劣らない悲惨さです。
2回目、3回目とも名ばかりのロックダウンで効力が全く発揮できていません。現にロックダウンを無視して公園に集まる人『外だから大丈夫』とマスクをつけない人が本当に多い。
またワクチンを打たない反対派が半数以上にものぼります。
同時にストライキは毎週のように行われるのでソーシャルディスタンスはありません。
終息に向けた結束やsolidarity をスピーチで公言するだけではなく実行に移さなければ。まず政府と国民のお互いの信頼、信用を回復させる必要がありますしそのためには国民は耳をもっと傾けなければいけない。
歩み寄り、助け合い、共助や公助について本質的に問い直し見直すべき時期であると僕は思います。スペインには、フランスからのパーティ目当ての旅行客が大量にマドリッドに流入していて、怒りをあらわにしている人たちがいると同時にケースが若干上昇しています。
うちは実家がバスクですが、家族に陽性が2人出て、(1人は症状あり、1人はなし)
私も初のPCR検査を受けてきました。結果は陰性でしたが、これから10日間の隔離生活に入ります。
10日後に2回目のテストを受けて何もなければモニタリングから外れます。
感染経験済みのバスク友人(ただブリュッセル在住ですが)によると、最初の5日間はあまり症状がなく、6日目に突如具合が悪くなったとのこと。
そして先程感染の家族の1人も嘔吐の症状がで始めたので、これ以上悪くならないことを祈ります。。
当事者になってはじめてわかりましたが、感染した人の心のケア、とても大事だなと。
うちの家族もみんなこの世の終わりのようなテンションになっています。。
根深い。。。
そして、旦那と1分差でテストを受けましたが、私の結果しか返ってこなかった。スペインぽい。。今回のロックダウンは、これまでに比べて「緩め」となります。昨年今頃の場合、外出は1日1時間以内でしたが、今回は夜7時までとなります。生活に必要な小売店や理髪店・美容院は開かれます。
世論への配慮があるとされています。社会は確実に疲れています。ワクチン接種に及び腰なフランスで、これをきっかけにワクチン接種が進むのか。英国やスペインの好例を見ても、フランスの人々の行動は変わらないのか、注視したいところです。
なお基本的人権を殊更に重視するフランスの場合、民意が国家からの強制について行かない側面は強いと考えられます。それが今回の局面ではマイナスに出ているかもしれませんが、かと言って責められるべきでもないでしょう。強い行動制限で感染が抑制される反面、抑圧される権利も多々あります。
然るに、基本的人権を重視する先進国ほど、今回は苦慮しているわけです。他方で、先進国ほどワクチンという武器があるはずでして、それを活用できている英国やスペインが、今のところは一定のパフォーマンスを得ている。ワクチン接種を進めることこそ、我が国を含めて、現実的な解なのでしょう。