変異ウイルス解析1日6000件 筑波大発の新興、国内最大
コメント
注目のコメント
インフラを提供する公的研究所や民間企業がないと変異株の分析ができません。リアルタイムPCR法のサービスを提供するのかと思い、記事を確認すれば、全ゲノム解析とのこと。処理能力(検査数)の高いことにも驚きです。この方法は、理屈の上では、未知の変異も検知されることになり、対策の精度が向上すると思います。
記事からは、当企業が、かねてがん患者の遺伝子情報の解析に携わっていたことがわかります。おそらく、がん患者の遺伝子情報をもとにした「分析」に対し技術力があるということですが、「機器」自体の開発を行っているわけではありません。ニュースになる部分は、ベンチャー企業が所有している「機器」のリソースを新型コロナウイルスの遺伝子解析に優先的に振り分けるということだと思われます。
大手検査会社が検体集荷の役割を担うとのことですし、政府の口利きが入っていると思います。しかし、資金力のある大手検査会社がこの領域に進出していないことが不思議でなりません。
新型コロナウイルスでは、ニーズの桁が何桁も違います。不謹慎かもわかりませんが、ビジネス・チャンスと考えられます。そうなるよな。こんなの1年前にできてたのに。
今の日本の現状は、厚労省が省益を守るために文科省や厚労省の介入を全力で阻止したのが原因。昨年の5月に安倍首相がPCR検査数をもっと増やせ、と指示しようとしたら、厚労省が各部署に必死にプレゼンして、保健所だけが検査の実施ができるできるように検査数を抑えたんだよね。データの管理・独り占めが予算の獲得の絶対条件で他省にデータを渡したくないから。
で、やっと厚労省にもおはちが回ってきたってことか。あとは文科省も入れてもらえるのかな(もう入っているのか知らないけど)。