注目される「前橋モデル」。なぜ独自路線のまちづくりができるのか
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自分の地元もかなり閑散としてしまったのと東京から微妙に近くて遠い(1時間くらいで行ける)という中途半端さがあるですが、自分的に地方都市再生で一番必要なのは、そこで生まれ育った大卒の有望な人材がそこで働きたいか?ということかな?と。
地元で育っても優秀であるほど見合った大学が都市部にしかない。かつ、その優秀な人が大学卒業して地元で働きたいと思っても、地元には個人商店と農業酪農漁業、大企業の営業所や工場、ショッピングモールのみ、だと地元に残りたいと思っても正直厳しいかな?と。
サッカーのホームグロウン制度じゃないですけど、そこで生まれ育った(3年以上くらい教育を受けた)人が起業する時に法人税などを優遇するとか、雇用の際にも雇用主や社員にも優遇があるとかすればもう少し地方都市でヒトが回るようになると思います。
この考えは間違ってるかもですが、なんか悪循環の元をもっと本質的に捉えた方がいい気がしてます。
結局今だとお金の落とし先が建設土方からIT土方に変わっていってるだけに見えるんですよね…。
注目のコメント
前橋市の取り組みについては以前弊誌でもイベント開催&取材しました。
https://newspicks.com/news/4474073
そこから1年たった前橋が、どのように進化したのか。
今、どんなことが動いているのか。
前橋の取り組みから「まちづくり」について考えた記事です。
まちづくりに欠かせないファイナンスについても(実は私も取材前に必死で勉強したんですが)、できるだけわかりやすく解説しています。
「ソーシャル・インパクト・ボンド=SIB」という単語もニュースなんかでは聞くようになりましたよね。
結局なに? と思ってた方も、これでわかるようになってるので、ぜひ御覧ください。群馬県出身(実家は高崎市)の一人として期待したい取り組みです。weekly ochiaiの「地域イノベーション」でも前橋の現状の一端が分かります。
https://newspicks.com/movie-series/28?movieId=1181
前橋市の抱える課題はいろいろとありますが、「熱量」をキーワードに変革するまちづくりに興味があります。隣接する高崎市は新幹線や高速道路など交通の利便性が高いこともあり、この20年で街の新陳代謝が進んでいる印象です。
群馬県は実は「起業家が多い県」でもあります。当社で全国の住宅・建築会社のコンサルティングを実施する際、各都道府県の特徴を把握するための資料として活用しているのが、「都道府県別統計とランキングで見る県民性」です。
https://todo-ran.com/
群馬の発展の鍵の一つが「前橋の再生」かと思いますので、群馬県人として何らかの貢献をしたいと思っています。地方創生の新しいお金の在り方を通じてまちづくりのクオリティやスピード感を上げていこうというSIBといい取り組み、最終的にビジョンや計画づくりにどれだけ地域へのコミット(熱量)とセンスがある人を巻き込めるかが鍵な印象を受けました。
今は民間企業の経営でもステークホルダー主義と言われ、投資家にばかりに目を向けていてはいけない、全方位の関係者(社員含めて)に配慮した上でサステナブルに経営しようと言われていて、同様のことがこの地方創生モデルでもいえるかと。
具体的には地域で実際に事業に関わる人たちが新しい流れの一部になりたいと積極的に思えるこ、受益者の住民も心からそのまちを誇りに思えること、行政に関わる人も自身の中長期的視点や今までの経験が生かされると感じられること、そして投資家もお金を出して応援したいと心から思えること。
そのようにステークホルダーをまとめていく熱量とセンスある存在が、欠かせないと思います。
それが市長さんの場合もあれば、今回の前橋ではJINSの田中社長のような場合もあるし、地域によっては個人ではなくゆるくつながっているアーティスト的生き方をしている人たちかもしれない。
そういう鍵になる人たちと一緒に、「前橋にできるなら自分たちも!」という地方が増えて日本各地が輝き出すと素敵だなと思いました!