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【1分解説】カリスマ引退。富士フイルム「脱カメラ」の20年

NewsPicks編集部
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  • ユーザベース SPEEDAアナリスト

    20年を振り返るという点では、いくつか漏れていたのは少し残念…

    まず、記事に業績推移のグラフがあるが01年3月期→02年3月期に大きく売上が伸びているのは、Xeroxの経営危機によって富士ゼロックスを連結子会社化できたため。当時はカラー化の途中でイメージング(写真)が減少するなかで業績を支えた。そこが稼いでいたからこそ、買収含めた医療とTACフィルムなどへの投資(両方ともセグメントとしては現在はヘルスケア&マテリアルズソリューション、昔はインフォメーションソリューションと呼ばれていた)、そしてイメージングの構造改革ができた。
    そのうえで、メディカルについても富山化学から始まったものではなく、元々X線写真などからの系譜で医療情報システムなどもある。IR資料でさかのぼれるのは2004年3月期までだが売上約2000億円弱。2020年3月期は約5000億円(ヘルスケア&マテリアルズの残り半分は高機能材料やオフセット印刷関連などの事業)。富山化学や和光純薬の買収、またCDMO事業の成長などもちろんすごいが、記事は少しミスリーディングだと思う。ここらへんは富士フイルムが「化学メーカー」であることからの系譜。

    富士フイルムや古森氏は、メディカルや化粧品、写真フィルムの王者だったKodakとの比較で語られることが多い。もちろんそれはものすごい功績だが、個人的にはそのなかで注目されない写真事業への経営が凄いと思う。
    写真・デジカメ市場がこれだけ縮小する中で黒字を維持している。チェキやXシリーズなど、特徴ある製品で顧客をつかんでいる。
    2008年くらいの決算説明会で「それでも写真文化は重要だ」といったことを言われていたことを覚える。縮小する事業の扱いはとても難しい。利益を稼いでいるか稼いでいないかで社内での存在感は全く異なるし、もっとこっちに投資したほうがいい、早く撤退したほうがいいのではないかという意見も社内外から出る。それでも意思を持ってメッセージを出し、また経営結果も出すから続けられる。そして写真文化のメインプレイヤーはスマホやInstagramなどにシフトしているが、やはり写真文化は残っている。


  • NewsPicks編集部 記者

    変われた富士フイルムと変わらなかったコダック。富士フイルムは経営学の研究テーマにもなったカメラのデジタル化という大波を祖業転換で生き延びました。立役者で21年にわたって同社を率いた古森重隆会長が6月で退任することを発表しました。富士フイルムはどう変わり、古森会長は会見で何を語ったのか、1分で解説します。

    ◾︎急成長している同社のバイオ医薬品製造受託事業に関する記事はこちら
    https://newspicks.com/news/5470692/


  • 定年後 (上場大企業→スタートアップ→倒産)

    富士フイルムさんは、80年代だったか、当時の社長(大西? 思い出せないですが)の在任期間がたいへん長く、弊害が囁かれていました。当時は今みたいに、社長は替われ、と正面切って言る風潮でなかったので、なかなか騒がれませんでしたが、それだけに根が深そうに感じました。
    最近、長いなぁと感じるようになるにつれて、同社の前向きの話題は減り、決算処理のような社内の問題が聞かれるようになりました。
    組織が硬直化、機動力の弱体化が起きていたのではないでしょうか。
    早く2000年代の活力を取り戻して貰いたい、と思います。


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